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生きていく上で、社会資本がとにかく大事になってくる時代!

12月も中旬に差し掛かり、年の瀬も近づき、忘年会シーズンになりましたね〜。

かくいう私も、先日、10年ぐらい一緒に飲んでいなかった友人とサシで飲んできました。 



◯気軽に声をかけられる関係


この友人、社会人になってから友達になったのですが、その経緯が結構レアな関係なんです。前職での会社の取引先の方で、直接仕事での絡みは無かったのですが、その当時会社にバスケットボールチームがあり、打ち合わせ出張のついでに、そのバスケの集まりに参加してくれていた事がきっかけで、仲良くなった感じでしたw

その後、お互い転職し、家庭を持ったこともあって、中々会う機会もなかったのですが、ひょんなきっかけから、たまたま連絡する機会があり、「じゃあせっかくだから飲みましょうか」、という流れになりました。

こうやって、数年連絡取り合っていなくても、直ぐに連絡を取ろうと思えば取れ、「じゃあ会いましょうか〜」って、すぐになれる関係性って、今のSNSが中心となった社会になったこそ、かなり大事だなーと思うんです。

というのも、これから先の人生において、社会資本=人間関係、すなわち人との”つながり”は間違いなくますます重要になってくるからです。


◯幸せはつながりから生まれてくる


橘 玲さんの著書「幸福の資本論」で述べられていますが、「幸福は社会資本からしか生まれない」と言われています。


これはもう、人類が長い進化の過程中で、できあがったものとしか言いようがないと思います。社会的な動物であるヒトは、家族や仲間と強いつながりを感じたり、自分が属している共同体のなかで、高い評価を得た時に幸福感を感じるように生まれつき持っているものなんです。

想像すれば簡単ですよね、どんなに巨万の富を得ようとも、社会的に誰ともつながりのない人生であったら、空しくて寂しい限りですよね。ヒトは誰かとつながっているからこそ、人生を楽しめることができるのだと思います。

私は、現在40代となり、仕事や育児に追われながらも、上記の社会資本を意識し、家族、そして友達関係は、多少なりとも維持できている方だと思ってます。

しかし、今がこの状態であり、これから先の人生、ひとりひとりがもっと意識して、社会資本=”つながり”を意識していかないと、あっという間に、誰しもが孤独に陥ってしまいます。

そういった意味では、昭和の高度経済成長期、サラリーマンとして会社にフルコミットし、社会資本もほぼ会社関連の人間関係に限定されていた私の親世代(団塊世代)は、経済的には心配が少なかった一方、定年直後に社会資本が即ゼロという状況に置かれてしまうことも多かったと思うので、ある種残酷な制度であったのかもしれません。

ちょうど上記のような事を考えていた時に、ちきりんさんの以下Voicyで、「孤独のコストが高すぎる」というタイトルでお話をされていました。

一言で言うと、近い将来、先進国において、孤独はやばい問題になりますよ、という内容なのですが、詳しくは、是非ちきりんさんのVoicyを聴いてみてください。

このnoteを見ていらっしゃる方々でしたら、大体の方はちきりんさんのことはご存知かと思いますが、ちきりんさんのこの予言めいた発言は、実はかなりの確率で、将来起こりうると思いますw

と言うのも、私は10年ぐらい前から、ちきりんさんのブログや書籍、直近ここ数年ではVoicyを聴いていますが、ぱっと挙げるだけでも、面白いぐらい見事に世の中のことを的中させています 笑 
以下、ちきりんさんのブログを見てみてください。

海外旅行はあと10年 - Chikirinの日記 (hatenablog.com)

弱者を追い詰めて爆発させる愚 - Chikirinの日記 (hatenablog.com)


◯今からできることは何か?


まず、強いつながりである家族との関係を一番良くすることですよね。家族との関係性からくる重みが一番強いわけであり、その土台をしっかりと築けていれば、そこからくる幸福もまた大きなものになるっていうことなんだと思います(またその逆もしかりということですが…)。

その上で、友情関係については、別に高校や大学時代からの友達のように、深くなくても良いと思うんです。(深いつながりも、もちろん大切なので、それを蔑ろにするわけではないんですが)

会社というヒエラルキーや利害関係の塊のような世界からくる”つながり”ではなく、何らか自分が興味を持てるサークル活動や社会活動からつながれる、いわゆる弱いつながりで良いと思うんです。

要は、自分が今後どれだけ社会と関わっていけるかが、とにかく大事になってくるので。

そういった意識を持たないまま、50代、60代と進んでいった場合、社会資本はどんどん会社関連のつながりに限定されていき、定年直後に社会資本をゼロからスタートさせることになってしまいます。

当然60代、70代、それ以降でも、いくつになっても社会資本は作れると思います。

でも、こういった活動もチリツモであり、ヒトが自分以外の人間と仲を深めるようになるには、どれだけ時間を一緒に共有し、何かしらの経験を分かち合えた時に深まるものだと思っています。

そうであれば、自らが積極的に継続的に社会にコミットしていけるかで、今後、自分がどれだけ社会資本を築けるかが決まってきますよね。

幸せとは、どれだけお金を持っているかとか、良い家に住んでいるか、良い会社に勤めているかとか、そういうことではなく、家族とのつながりをしっかり築け、どれだけ自分の身近に、気安く付き合える友人を持てているか。きっとそういう事が幸せなんだと思います。

ではでは、今日も1日頑張って行きましょう!

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