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僕の演奏動画の ヒ ミ ツ 、って話

 毎月一回(努力目標)投稿している演奏shorts動画によって辛うじてバンドマンとしての尊厳を保っている小波津セイイチです。どうもこんにちは。
 いい加減ライブとか音源発表みたいな”マトモ”な音楽活動をしたいですけど、やっぱりお手軽にコンテンツ化出来るゲームに逃げちゃうんですよねぇ…。

 と言うわけで今回は、そんなバンドマンの尊厳にしがみつく手段である”YouTube Shortsの演奏動画”についてのお話。

YouTube Shortsはいいぞ

 昨年5月の『King Gnu / 一途』を皮切りにYoutube shortsへの演奏動画アップロードを開始し、先日アップした『Dir en grey / Cage』で6本目の投稿となりました。
 そんなわけで、ぶっちゃけますと今回のnoteはcageの動画の宣伝も兼ねておりますwww

 ”一途”の投稿直後はわざわざブログに『YouTube Shortsにて演奏動画の投稿を開始しました』なんて記事を書いた上で「今後は定期的に上げます!」と宣言するも、その後約半年間沈黙。
 そんな感じでいつも通りの「口だけ」状態でしたが、昨年11月11日の”ベースの日”に突発的に投稿した『L'Arc-en-Ciel / HONEY』から悔いを改め、今年1月には『YouTube強化月間』と題した企画の一環としてshorts演奏動画を2本投稿しました。
 そして2月からは毎月投稿を(努力)目標に掲げて演奏動画の投稿をルーティン化し、3月現在なんとか投稿を継続出来ております。
 と言いつつ実は2月分の投稿が早速3月上旬にズレ込んだのはご愛敬。

Shortsのイイトコロ其の壱 ~手軽にルーツを示せる~

 自分が演奏動画をアップする場所としてYouTube Shortsを選んだ理由に関してはブログの記事にも以前書いたのですが、通常の”弾いてみた”動画に比べて曲を覚えたり練習したりといった労力が段違いで掛からないことが大きいです。
 一般的な弾いてみた動画のは一曲丸々ですが、投稿媒体をshortsに限定すれば「本当は一曲丸々弾きたいけどなー!ショートは1分までしか上げられないからなー!かーっ、残念だなー!」みたいな感じで言い訳しつつワンコーラス分の練習で済むわけです。っていうかどうせ一曲全部弾いたところで全編見てくれる人なんて僅かですからね。

 shortsなら少ない労力でチャンネルの”ショート”欄に演奏動画を並べられますし、そうすることで自分の音楽的なルーツを知って貰い易くなると思うんですよね。
 アーティストをディグる上で音楽的ルーツっていうのは分かりやすい基準だと思いますし、それが自分の曲を聴いてくれるキッカケになれば嬉しいなー、なんて思ってます。まあ自分の曲は令和5年4月2日現在ほぼ未公開なんで現状無意味なんですけどね!

Shortsのイイトコロ其の弐 ~承認欲求を満たしやすい~

 shortsのもう一つの利点として、再生数が伸び易いという点が挙げられるかと思います。
 shortsは普通の動画の比にならない勢いで再生数が伸びますし、比例して高評価も付き易いですし、ぶっちゃけ手軽に承認欲求満たせて気持ちいいんですwww

 実際、僕のクソみたいな演奏でも普通に再生数&高評価数はある程度伸びましたし、楽器やってて承認欲求に飢えてる方にはShortsの運用を強くお勧めします。
 なんて言ったって、Twitterじゃ10いいね付けば良い方の僕でも演奏動画なら100いいね付いたりしますからね。しかも粗探しなんていくらでも出来るようなクオリティで。キモチエエ…。

小波津の演奏動画のヒ・ミ・ツ

 ここからは、本邦初公開となる演奏Shorts動画作成の裏話的な部分を紹介していこうと思います。

 制作手順や機材なんかも簡易的にですが紹介していきますので、今後演奏動画を作ってみたい!みたいな方の一助になれば幸いです。
 まあ難しいことは何一つしてないんで紹介するまでもないかもしれませんが…。

演奏動画の制作手順

 楽器やってる人が見れば一発で分かるとは思いますが、映像と音は別撮りです。一応それっぽく見えるように映像撮りながら録音も行っていますが、映像と同時に録った音は一切使用してません。っていうか映像より先に音源完成してますからね。

  1. Cubaseにて原曲音源に合わせて録音

  2. Cubaseにて原曲音源と録音した演奏をミックス

  3. iPhoneを使って演奏動画を撮影

  4. Premiere Proにて演奏動画と演奏音源を合体

  5. 投稿

 大まかには以上の流れで制作しています。
 音周りの作業は一括してCubaseにて行っており、原曲音源もCubaseに取り込んで使用していました。映像を撮る際も、録音に使用したCubaseプロジェクトを流用してDAWで原曲を聴きながら弾いてます。
 そして撮影した映像と音源をPremiere Proにぶち込んで動画に仕上げています。

 音周りで使っているCubaseですが、具体的には『Cubase Pro12』を使用。現行最新バージョンの最上位グレードですね。無駄にちゃんとしてますwww
 楽器の音作りは主にアンプシュミレータープラグインの『Amplitube5』にて行っています。グレードとしては”無印”ですが、製作元”IK Multimedia”が定期的に行っている”Group Buy”というイベントを活用して収録ギア数をMAX相当までを増強しているので、曲ごとに最適なアンプを選択可能です。今回の動画でも、ベースマガジンの記事でToshiya氏が『Fender BASSMAN300』を使用しているという記述があったのでそれを使用しました。
 あとはベースの場合のみ”Waves”の『Renaissance Bass』というプラグインを使って音を”イイ感じ”にしています。それ以外のコンプレッサー等はAmplitube内でかけるに止め、ある程度荒さを残して「人間が弾いてますよ」感を出すようにしています。
 そして最終的な原曲と演奏のミックスは”iZotope”の『Ozone9 Elements』にお任せする感じです。

 そして映像で使っている『Premiere Pro』ですが、これは「使えるから使ってる」ぐらいの感じです。一番慣れてるから使ってるだけで、各々好きなソフト使えばいいと思います。

 一応、配信上で録音を行った様子をアーカイブ化してYouTubeに上げてみましたので、興味ある方はこちらもご覧下さい。
 しっかり弾けてない部分は当たり前のように部分的に弾き直して切り貼りするという”インチキ”の様子を目の当たりに出来ると思いますwww

極力、本人と近い機材を心掛けてます

 演奏する曲目は基本的には好きな曲を選んでいるものの、「本人の使用機材や音を再現出来るか」というのも一つの選択基準としています。
 勿論本人と全く同じ機材を用意するのは容易ではないですが、ある程度は寄せられる曲を選んでいますね。

 それに伴って音作りも本人を意識して行っているのですが、実際には”弾いてる本人(自分)には違いが感じられるけど、他人が聴いたら「いや普通に小波津の音でしょ」ってなる”程度にしか寄せられてない気がします…。

 第一弾である一途の頃からその辺りは意識してまして、原曲が「Fender系のジャキジャキした音」だと判断したので、ギターはテレキャスター、アンプは普段使わない『Fender Delux Reverb』を組み合わせました。
 ”デッドマンズ・ギャラクシー・デイズ”の場合、正確には本人は『テレキャスターカスタム』でしたが、まあ素のテレキャスターもカスタムもリアピックアップは同じですし、それぐらい似せれば十分かな、ぐらいの寛容さで選択してます。
 ”閃光”にしたって本家は3シングルの普通のストラトですが、持っていないのでSSHのストラトのリアピックアップをコイルタップで疑似的にシングルにすることで「ヨシ」としました。

 その辺りの拘りはベースも一緒で、自分はアクティブのベースしか持っていないので、今のところ本家がアクティブベースを使用している曲しか演奏していません。
 例えば、ラルクやディルはそもそも本人のシグネチャーモデルがアクティブベースですよね。
 ”KICK BACK”に関してはKing Gnuのベーシストである新井氏が自身のラジオで「(KICK BACKのベースを担当している)常田大希はFenderのハムバッカー搭載機種を使用している」と発言しており、Fender系でハムを積んだベースはほぼ全てアクティブなので自分の機材でも弾けるぞ、という事で演奏に踏み切りました。

 そんな感じで出来る範囲で拘ってはいるのですが、本家も本家で時期によって機材が違ったりするので再現度が微妙な場合もぶっちゃけあります。
 それこそ今回の動画にしたって、自分が参考にしたベースマガジンの記事と”Cage”録音時では機材が結構違うみたいなんですよね。使用した『Fender BASSMAN300』はあくまで最近の使用アンプみたいで、Cage当時はEDENっぽいんです。録音終わってから知りました…。

 ちなみにベースに関して大学時代の友人から「ゆらゆら帝国弾いて!」というリクエストを頂いているのですが、ゆら帝のベーシストはFender Jazz Bassを使用しており、現状それっぽい音が出せないので「ジャズべ手に入れるまで待ってくれ!」ってお願いしてる状況ですwww

ぶっちゃけ後輩のパクリです

 懺悔します。

 「YouTube Shortsに演奏動画をアップする」という手法ですが、実を言うと後輩のパクリです。

 こちらが後輩君の動画なのですが、演奏もさることながら画作りが凄くしっかりしていてオシャレだし、再生数の伸びも凄く良くて、見た瞬間に思わず「パクらせて!」ってLINEしちゃいました。久々に送ったLINEがパクリ宣言っていう…www
 見て頂けると分かると思いますが、動画の後半で自分の名前が飛び出す演出なんかまんまパクってます。

 彼は自作の防音室内で撮影しているのですが、内装デザインも含めた画的なコーディネートがしっかりしていますし、”Strandberg”ならではの録音映えする素直なサウンド等含め色々と”モダン”でオシャレなんです。
 彼の動画に比べると自分の動画はなんとなく「おっさん臭い」ですし、良くも悪くも「”弾いてみた”っぽい」んですよねぇ…。

 他の動画も見て頂ければ分かるのですが、彼の場合は全ての動画を通して”統一感”があるんですよね。その辺りは曲によって色々変えてる自分と正反対で面白いです。
 個人的には彼のスタイルの方がカッコいいと思いますし、もっと伸びて欲しいところ。

まとめ

 ってな具合に、今回は”弾いてみた動画”についてダラダラ語ってみました。

 ある程度適当でもいいからCageの投稿に合わせたいってことで今回はnoteの記事にしてみましたが、そのうち内容をブラッシュアップしてブログの記事にもしたいですね。ちゃんと作ればそれなりに資料的価値のある内容に出来そうですし。

 こんな感じで弾いてみた動画は今後も月1ペースを維持して続けていきたいので、今後もなんとなく追って頂ければ幸いです。
 一応、偶数月がギター、奇数月がベースとなっております。また曲目も「最近の話題の曲→ルーツ曲→最近の話題の曲→ルーツ曲…」って感じのルーティンで選曲していますが、これはあくまでも目安程度に考えて頂ければ。

 みんなもshorts弾いてみた動画で承認欲求満たしましょう!!

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