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『傾聴』 ビジネスにちょっとだけ役立つかもしれないこと

時は慶長5年9月。。。

安土桃山時代、慶長5年9月15日(西暦1600年10月21日)に、美濃国不破郡関ヶ原(岐阜県不破郡関ケ原町)を主戦場として行われた野戦がある。
関ヶ原における決戦を中心に日本の全国各地で戦闘が行われた。
そう、関ヶ原の合戦である。

この戦役は、豊臣秀吉の死後に発生した豊臣政権内部の政争に端を発したものである。
徳川家康を総大将とし福島正則・黒田長政らを中心に構成された東軍と、毛利輝元を総大将とし宇喜多秀家・石田三成らを中心に結成された反徳川の西軍の両陣営が、関ヶ原での戦いを含め、各地で戦闘を繰り広げた。
この結果、豊臣政権は統一政権の地位を失った一方、勝者である徳川家康は強大な権力を手に入れ、幕藩体制確立への道筋が開かれることになる。
石田三成を中心とする西軍と徳川家康率いる東軍がぶつかった関ヶ原の合戦…
西軍の小早川秀秋の寝返りが勝負を決めたと言われている。
「この裏切り者っ!」

これが、慶長5年の9月におきた「関ヶ原の合戦」だ...

おっと、その「慶長」じゃなかった...

今回はこっちの「傾聴」です。

さて、「傾聴」について考える前に意識する必要があるのが、「視点・視野・視座」です。
高い視点、様々な角度から見て、視野を広く、時には視座を変えて(相手の立場で)傾聴に挑むことが重要です。

「視点・視野・視座」の意識の在り方を基本として、いくつかの傾聴の技術をあげます。

【YOUメッセージ】と【Iメッセージの使い分け】

結構、効果的で重要なテクニックです。

上手く使わないとワザとらしくなります。
私たちが意識をせずに人の話を聞く場合「自分」の意識を出してしまいます。
これは、「聞く」という行為です。
傾聴は、「聞く」を「聴く」に変える事です。

「自分」の意見を言う
「自分」の興味のある事を質問する
「自分」に興味の愛事には興味がなさそうなそぶりをする

これが、” I (自分)メッセージ” です。

これを、”you (あなた)メッセージ” に変えます。(一人称から二人称へ)

「相手」の感情への「共感」を表す
「相手」の話の内容を「可視化」する
「相手」の「思考の盲点」を探しながら質問する

相手を中心にして、相手の思考が整理され、前向きに捉えられるように支援するように意識することです。
これが、「傾聴」の基本です。

では、「相手」の感情への「共感」を表す。

でいうところの共感とはどういう状態でしょう
そもそも、話を聞くのが上手い人とは、どういう人でしょうか?
それは、相手の立場に立って聴いているという「メッセージ」を送っているのだと思います。
(実際のところきいてなくても共感を表すことはできます。)

メッセージにもいくつかの種類があります。その技術もあわせて紹介します。

◆しぐさ・うなずき方
しぐさやうなずき方にも技術があります。相手の話に同意しポジティブな反応を示すときは、速く細かくうなずき、ネガティブな感情や、大きな共感を得たときは、ゆっくり大きくうなずくということです。たかが、「うなずく」という行為ですが、相手に対しては非常に有効です。
自分が、話している時に頷いていてくれると安心ですし、「あっ聞いてくれてるんだな」と思い、話す方も話しやすくなります。私は複数人と話す時やプレゼン、講演等で話す時は、頷いている人を見て安心感を得て、頷いていない人を頷かせるようにどうするかを考えながら話しています。頷いていない人を見ていると不安になるので、また頷いている人を見て安心しといった繰り返しをしています。状況によってですが、頷いていない人に対しては、逆に質問や確認の投げかけをします。
◆座る位置
座る位置の技術、相手と話す時、座る位置も重要です。真正面に座ると面接や審査をしているように捉えられます。上下関係がはっきりしている場合、特に自分の弱みや悩みや相談したいことを言えないこともあります。面接等の審査のようなもの以外は、なるべく正面からズラして座ることが「傾聴」においては効果的です。
◆表情
よく人の話しを聞く時は「目を見て聞きなさい」とい言われてますが、これは大きな間違いだと思ってます。真正面から、じっと見られると「監視されている」「値踏みされている」「睨まれている」「自尊心が強い」と思ってしまいます。(特に、私個人はそう思います。)
よくそういう人を見かけます。その人自身は、悪気はなくても話している人はそう思うのではないでしょうか…(損してるなこと人と思います。)
また、注意したりしている時に、ただ黙って聞いている人についても同様に思います。注意している人は、そのことが分かってくれているのか?分かっていないのか?それともバカにしているのか?わかりません。
やはり、人と人のコミュニケーションは「表情」という他の動物と異なり利用できる大きなメッセージ手段があるので、良質なコミュニケーションをとるには重要です。

これも、意識するだけで随分変わると思います。
ただ、わざとらしくなくできるようになるには、時間がかります。訓練です。

◆あいずち
しぐさ、表情について重要なメッセージとなるのが、「あいずち」です。あいずちは個人的には非常に重要だと思っています。あいずちのないコミュニケーションは、一方通行で話しを聞いてないというメッセージを送っているようなものです。
「そうそう」「〜だよね」というだけでも全然違います。

感情的な時は、”その感情を共感したよ”、”受け入れたよ”というメッセージをしっかり送らないと、伝わっていないと思われるので、同じ話しが繰り返されたりします。

「共感と同感」
今「傾聴」における、共感の技術についてしてきました。
「共感」とは、「相手がその気持ちになった理由を理解する」ことです。
それに対して「相手と同じ気持ちになる」とういうことは「同感」です。
傾聴においては、「同感」よりも「共感」を重視します。

共感を意識して、傾聴に取り組んで、コミュニケーションの質を上げましょう。

その土台が「心理的安定性」を築いていくことになります。

次に傾聴における「可視化と明晰化」について考えます。

傾聴における「共感」「可視化・明晰化」「思考の盲点を探す」事がポイントだというの話しをしてきました。

「可視化・明晰化」についてです。
ここでいきなり出てくるのが、「ホワイトボード」です。

僕は、コミュニケーションにおける「ホワイトボード最強!」

説、信者です。

コミュニケーションにおける「共感」が重要という話しをしました。

そんな、共感を得るために「可視化」という作業は非常に効果的です。

共感と可視化をつなぐ最強ツールが、ホワイトボードです。
個人的には、共感、可視化、明晰化についてはホワイトボードというツールが最強だと思っています。

例えば、お互いが同じ、「エー」と言っても「A」なのか「a」なのかでも齟齬が生まれるかもしれません。

そこで、「ホワイトボード」をがんがん使ってお互いのイメージを可視化し共有し共感することは、非常に効果的です。

テクノロジーが、進化して情報の伝達方法も便利になってきています。

ただ、人はロボットではないですし、お互いの考えている事を読みとくことはできません。
そんな中、コミュニケーションをとっていろいろな情報伝達をするのですが、その情報が誤って伝わったり、誤って理解されたりしては、意味がありません。

情報の可視化というのは非常に有効なのです。
その中で最強ツールは、ホワイトボード!(しつこい…)
・リアルタイムに情報共有できる
・お互いの意識や意見が異なれば、その場で書き換えられる
・言葉では足りない物を表現できる
などなど…

様々な効果があります。

皆さんも、がんがんホワイトボードを使ってコミュニケーションの回数、質を上げて心理的安定性」を築いていてくださいね!

おしまい


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