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プラトニックの雨 《詩》

「プラトニックの雨」

独りの時を愛してるとか

海の底に
あったはずの情熱が消え去り

本当の愛しさだけが残った


不揃いな価値観と不器用な言葉と

指先で数えた自惚れの数

泣きたい時には泣けばいい


傷付けた想い出を抱きしめたまま

下手くそな嘘 閉じた唇と 

待ち合わせた夜


響き合い強く想う 

刹那に揺れる小さな花

七色の星を描いて作った星座

何もかもが美しく見える 
その時まで


人目を気にして歩き出す

わからずやなのは

俺の方かもしれない


仕方ない 

勝手な言い訳とわだかまり


言葉に出来ないものを
大切にすれば良い

時間は多くの事を解決してくれる

何が良いとか悪いじゃないんだ

君の考えが一番正しい


いつでも迎えに行くよ 
君がそれを望むなら


怯えた瞳で何を探しているの

未完成の街に

プラトニックの雨が降る

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