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SFの最も重要な要素とは?

 この記事、既に読まれた方も多いのではないでしょうか?

 「壮大な二元論」という言葉が使われています。「それにとらわれていないSF作品はとても素晴らしいものになる可能性がある」と続きます。そして『スパイダーヘッド』はそうでなく、ラストシーンのアクションシーンで「全ての登場人物が「正しい」運命を確保している」と書かれています。さらに、下記のように定義付けています。

 「最高のSF作品とは、今生きている世界が『どう見えるか』ではなく、それを『どう感じるか』を描くもの」

 興味深い言葉ではありますが、原作を読まず動画も視聴していない事もあって実際のところがよくわかりません。そこでとりあえず、動画と原作の違いを検索してみます。

(↓ 機械翻訳で読んでください。だいたいわかります。) )

 上記サイトによると、主人公のジェフが刑務所(スパイダーヘッド)に入った理由のところから違っていて、原作ではジェフが煉瓦で殴った理由すら詳しく書かれていないそうです。(動画は飲酒運転。)そして薬物を女性へ投与する事を要求された事での葛藤があり、その後にそれを自分自身に投与して自殺してしまいます。(動画では逃亡。)

 そうしますと、前記の「どう見るか」(動画)は行われている事が正しいかそうでないかの「判断」であり、「どう感じるか」は主人公の「心の中身」という事と考えられます。つまり動画では倫理的におかしいというポイントを起点に作品が製作され、原作はそうでなく、主人公の心情の変移を書いているという事でしょう。

 ですが、そうすると、原作の「スパイダーヘッドからの脱出」は設定がSFであるだけの中身は一般文芸小説なのでしょう。それで記事の冒頭のところに「ソーンダーズは、ジャンルの決まりを無視しているというより、そもそそも学ぶ気がない」と言われているわけです。

 ソーンダーズのインタビューが引用されていて、『どれほど人間が進化を遂げて・・・・ぼくらの人間性がじゃまをしてすべてを台無しにするんだろうな』と書かれています。なるほど、台無しにする場面が原作には書かれているのですね。

 原作を読まれた方、動画を視聴された方、感想を記事にしていただければ幸いです。


 ところで、「SFというジャンルの決まり」の方も気になります。それは冒頭の「二元論」なのでしょうか? これに関してもご意見をお持ちであれば記事にするかコメントをければと思います。私自身としては「二元論」は過去の物だと感じていますけれど。

おまけ


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