短歌人2015年2月号

2015年2月の月例作品です。 

ワイン手に『渡辺のわたし』音読す吟行の日の打ち上げとして
音もなくくびれを落ちる砂時計わたしの時を刻み落ちゆく
舞台には脚光浴びる人あればスポットライトで照らす人あり
砂ぼこり舞うグラウンドに声ひそめ敵陣睨む十五騎の馬
風を切りハチマキたちが駆け抜けるチームの思いバトンに託して
通過する時に運河の水揺らす首都高速のトラックの列

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