・Too Cool for School by Robin　Art class
――コスパ・グッド・シェーディング

全然減らないし、アイブロウにも使えるからありがてえや。Too Cool for Schoolって商品名がマセてる中学生みたいで好き。

3色入ってるから、シェーディングに色の差をつけたい美術成績満点の人にもいけるし、私のような怠惰野郎は太いブラシで3色いっぺんに混ぜて使えば何となくいい感じになる。

○オーブ ブラシひと塗りシャドウ
――アイシャドウ界のクックドゥ

まぶたにグラデーションがとてもいい感じに付く｡悔しいが自分で色を重ねた5分よりこれを使った10秒の方が仕上がりが綺麗という。

店頭で見たときは「インチキでは」と避けていたものの、塗ってみたらかなりよかった。

色が薄付きな割にラメがキラキラするのでマットな仕上がりが好きな人は見送りだ。色もラメもオフィス向けという感じがある。
グラデーションの完成度はちょっとした衝撃なので売り場のサンプルで試してみてほしい。

クックドゥは味付け完璧だしすぐ作れるし最高だよね。マイフェイバリットは豚肉ともやしの香味炒めです。

○ロレアルパリ シャインオン
――魔法語の優等生リップ

ロレアルのリップシリーズ、名前がどれもこれも魔法語。ユイルカレス、シャインカレス、シャインオン、などなど。覚えられない。
長さがハンコくらいの、銀色でゴテゴテした棒。それがシャインオンだ。

乾燥せず、そこそこ色持ちする。ツヤツヤするがティッシュオフすればちょうどよく色が残る。

916の色、店頭のポップに「モテ色」と書かれてあったのには「モテを目指してないんだから勘弁してくれよ」と思ったが、いざ試してみたら顔色が明るく見えるなどバチバチに似合っていた。色々試してみるものだな。

・ロレアルのリップといえばこちらも
カラーリッシュ ルルージュG101か629
――豊穣の神リップ

カラーリッシュ ルルージュ（名前がもはや必殺技）はシャインオンよりもツヤを抑えたシリーズだが、なんといってもガチの金色がラインナップに入っているのが特徴的だ。ラメがぎっしり詰まっていて、つけると豊穣の神になれる。

このリップは1本で塗るよりも、他のリップに重ねて使うことが多い。「今日は諸般の事情により普段の色を付けたくありません」となる日にピンクに重ねるとオレンジになるので、諸般の事情も「これなら許す」と笑顔になる。もちろん諸般の事情とは、自分の気分のことである。

○マジョリカマジョルカ　ラッシュセラムカーラー
――マジョマジョはずっとダウナー系の世界観でよろしく

フローフシのまつげ美容液は効いてるのか…効いてないのか…という感じだったが、マジョマジョの方は結構よかった。

まつげが上がるし伸びる。
ブラシの形が機能的だ。平らな部分で根本をぐっと押さえると毛が上に固定される。逆にくしの部分あまり使わない。
液の色は透明。いつもはマスカラ塗ると黒いやつが目の下にボロボロ落ちてくるんだけどこれは透明だし繊維がないから大丈夫。
つけすぎると白くなるから、塗るときはなるべく1,2ストロークで勝負をつけるのがいいかも。

ところで皆さんは、まつげが長いと美形、という価値観をどこで覚えましたか？ 私はパタリロ！

○ヴァセリン　リップモイストシャイン
――小さいころを思い出す缶カンリップクリーム

ワセリンなんて10年前は理科のテストで葉の裏に塗るくらいしか見たことなかったが、あれよあれよという間に薬局で買えるリップクリームの代表格になっていてびっくり。

オペラのリップティントでズルズルになる程度の弱い唇でも適度に潤う。
ローズピンクはバラの香りがし、かすかに色づく。口紅つけたくない日にちょうどいい。

これに関しては、ものすごい効果があるというよりも缶に入ってるのが好き。なぜなら缶の容器を使うと昔モロゾフやヨックモックの缶カンに手紙やサイン帳を入れた思い出がよみがえってくるから。心のよりどころつったら言いすぎだけど、友達と撮ったプリクラずっと捨てずに取っておいてるのと同じ感じ。