【中学生でもわかる】SAPの基本!
こんにちは!アメリカ・シリコンバレー在住のSeikaです😊
昨今「SAP」という言葉を耳にするようになりました。
SAPとはどんなものなのでしょうか?
今回はSAPについて中学生でも分かるように説明していきます!
(2023年10月6日公開)
1.SAPってなに?
SAPは、ドイツに本社を置く大手ソフトウェア会社であり、SAPが作っているビジネスソフトウェアの名前でもあります。
ビジネスソフトウェアとは、会社が日々の仕事をする上で役に立つコンピュータープログラムのことを指します。
SAPのソフトウェアは、企業(会社)が色々な業務を効率的に行うのを手伝ってくれます。
業務とは会社が行う仕事のことで、
例えば、商品を作ること、お客さんからお金をもらうこと、従業員(働いている人)に給料を払うことなどが含まれます。
中学生でもわかりやすい例を出すと、学校の給食が考えられます。
学校の給食で食べるカレーを作るためには、たくさんの材料(ジャガイモ、ニンジン、カレールーなど)が必要ですね。
それぞれの材料がどれくらい必要か、どこで買うか、どれくらいのお金がかかるかなどを考えなくてはいけません。
そして、作ったカレーをどれくらいの量を各クラスに配るかも計画しなくてはなりません。
SAPのソフトウェアは、これらの計画を立てるのを手伝ってくれるようなものです。
会社が商品を作る時や、お金の管理をする時、SAPのソフトウェアを使って、いろいろな情報を整理したり、計画を立てたりします。
これによって、会社の仕事がスムーズに進むのです。
SAPは会社が色々な仕事をうまくやるためのお手伝いをしてくれるコンピュータープログラムを作っている会社なんです!
2.SAPはいつできたの?
SAPは1972年にドイツで設立されました。
5人のIBMのエンジニアによって創設され、彼らは企業のビジネスプロセスを効率化するソフトウェアを作る目標を持っていました。
3.SAPはなぜ人気なの?
SAPはIBM、Coca-Cola、Shell、Nike等世界中の多くの企業で使用されています。
その理由はいくつかあります。
多機能
SAPのソフトウェアは、販売、購買、生産、在庫管理、人事管理など、企業が必要とする多くの機能をカバーしています。カスタマイズ可能
企業は、自分たちのニーズに合わせてSAPをカスタマイズ(調整)することができます。安全性
データのセキュリティが非常に高く、企業は大切な情報を安全に管理することができます。統合性
企業内の様々な情報を一元管理でき、データがリアルタイムで共有できるため、効率的な運営が可能です。
4.SAPはどんなスキルがあれば使えるの?
SAPを使うためには、以下のスキルや知識が役に立ちます。
ビジネスプロセスの理解
企業のさまざまな業務(例:販売、購買、在庫管理など)についての基本的な知識ITの基礎知識
コンピューターやソフトウェアの基本的な操作スキルSAPの操作知識
SAP特有のシステムや用語を理解し、基本的な操作を覚えること問題解決能力
システムがもたらす課題や問題を効果的に解決する能力
5.SAPのコストは?
SAPのコストは、企業のサイズや必要とする機能、使用するモジュールによって大きく異なります。一般的に、
ライセンス費用
使用するSAPソフトウェアやモジュールに対するライセンス料実装コスト
SAPを導入(実装)する際のコンサルティングや設定のコスト運用コスト
システムのアップデートやメンテナンス、サポートにかかるコスト
などが含まれます。
具体的な価格は、企業のニーズによって大きく変わるため、正確な金額を知るにはSAPやそのパートナー企業に直接問い合わせる必要があります。
6.SAPの競合他社や類似のビジネスソフトウェアはある?
SAPにはいくつかの競合他社や、類似のビジネスソフトウェアを提供している企業があります。
以下、主な競合企業とその製品をいくつか挙げますね。
1. Oracle
Oracleは、ビジネスソフトウェアとクラウドコンピューティングのテクノロジーを提供するアメリカの企業です。
Oracle ERP CloudやOracle E-Business Suiteなど、企業の業務をサポートするソフトウェアを提供しています。
2. Microsoft
Microsoftも企業向けのソリューションを提供しており、Microsoft Dynamics 365は、CRM(顧客関係管理)とERP(企業資源計画)の機能を一つにまとめたクラウドベースのプラットフォームです。
3. Infor
Inforは、業界特有のニーズに合わせたビジネスアプリケーションを提供しています。
Infor CloudSuiteは、さまざまな業界向けのクラウドベースのERPソリューションを提供しています。
4. Workday
Workdayは、クラウドベースのファイナンシャル管理と人事管理のソリューションを提供しています。
特に人事管理(HCM)の分野で強みを持っています。
5. Salesforce
Salesforceは、主にCRMソリューションで知られていますが、Salesforce Platformを通じて、カスタマイズ可能なアプリケーションと統合を提供しており、ビジネス運営の多くの側面をカバーしています。
これらの各ソフトウェアは、ビジネスの様々な側面をサポートするために様々な機能を持っています。
企業がどのソフトウェアを選ぶかは、その企業のニーズ、予算、および特定の業務プロセスにどれが最も適しているかによります。
7.SAPを使ったらスキルアップにつながる?
SAPのスキルを身につけることは、キャリアの展開やスキルセットの向上に寄与します。
以下の点でスキルアップにつながります。
1. 市場価値の向上
求められるスキル
多くの企業がSAPを利用しているため、SAPスキルを持つことは、就職やキャリアアップのチャンスを広げる可能性があります。国際的なスキル
SAPは世界中で広く利用されているため、国際的なキャリアの展開にも有利です。
2. ビジネスプロセスの理解
業務知識
SAPを使用することで、企業の様々なビジネスプロセス(財務、物流、人事など)についての理解を深めることができます。統合的な視点
組織全体のデータやプロセスを一元的に管理するSAPを操作することで、組織運営の全体像を理解する力が身につきます。
3. テクニカルスキルの向上
システム操作スキル
SAPの操作や、業務プロセスの設定方法を学ぶことで、システムスキルが向上します。カスタマイズ・開発スキル
応用的なスキルとして、SAPのカスタマイズやABAP(SAPのプログラミング言語)などの開発スキルを身につけることも可能です。
4. プロジェクトマネジメントスキル
プロジェクト経験
SAPの導入プロジェクトに関わることで、プロジェクトマネジメントのスキルや経験を積むことができます。
これらのスキルや経験は、SAPコンサルタント、SAP開発者、SAPプロジェクトマネージャーなど、多岐にわたる職種で求められるものです。
また、SAPスキルは多くの業界(製造業、小売業、サービス業など)で役立つため、様々なフィールドで活躍するチャンスを広げることができます。
今回はSAPについて分かりやすくまとめました。
SAPがどんなものかイメージできたのではないでしょうか。
それでは今回は以上です!
また次の記事でお会いましょう。
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