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”やり抜く力”の高められた3つの要因

自己成長にはやり抜くが重要

何かの分野で自分を成長させたり、成功したと思った時に重要なのはやり抜く力です。これは、アメリカの心理学者のアンジェラ・リー・ダックワークス氏が提唱している、グリッドという概念です。

知らなかったという方はこちらの動画を参照してみてください👇

グリッドとは、成功する人が持っている特徴である”やり抜く力”のことです。このグリッドという言葉は以前から知ってはいたのですが、同僚の方にぼく自身もグリッドがあると言われたことがあります。自分自身ではあまり意識していなかったのですが言われたことで妙に腹落ちしました。

ぼく自身は、ハンドリングやタッチというスキルを一定期間学び続けてきました。👇の記事でなぜハンドリングやタッチにこだわりを持っているかを解説しています。

今回は、自分自身がなぜこの自己成長の過程でグリッドを発揮できたのかを振り返り、整理していきたいと思います。今回は3つのステップでまとめます。


♦︎理由①:自分に足りないものを自覚したこと

ハンドリングやタッチの意識を強く持つきっかけになったのは、とある患者さんの介入がきっかけでした。その経験とは、介入すればするほどに後退するというものです。

個人情報の観点から詳細を書くことは避けますが、自分が介入を開始してから、開始時の状況から後退したのです。ものすごく後退したというわけではないし、ご本人は「なんか前より少し動きにくい感じがある」という感じ方をされていました。

その時期には担当している患者さん数は自分のキャパよりも少ない程度だったので、しっかり時間を使って介入できました。それでも後退してしまったのです。

臨床に出てから2-3年経った時のことでした。仕事にも慣れて来て、患者さんをいい方向に導くことができて介入終了に至るという経験もできつつあったこともあったので、大きくショックを受けました。ある程度の勉強はする方だったので、やってきたことが無意味だったようにも思えました。

ここで、強烈に感じたんです。「自分にはまだまだ足りないものだらけ」「ここまで勉強してきたが、方向性を変えないといけないのかもしれない」と。

自分の”やる抜く力”が高まった理由の一つ目は、8年経った今でも覚えているほどの悔しさを経験し、そこから自らの非力を大きく自覚したことでしょう。

♦︎理由②:明確な目標を見つけられたこと

自らの非力を自覚し勉強の方向性を変えることを決心してから、いろいろと探しました。みんなと同じような勉強をするのではなく、違ったことを探していました。

そこで見つけたのは、山口光國先生です。この方の勉強会に参加してものすごい刺激と驚きを受けました。そこで、「自分の目指すPTはこんな感じだ!この先生を自分の目標にしよう」と設定することになります。

この目標が、自分の足りないものを全部持っているおり、この目標に少しでも近づくことが自分の不足を埋めるという明確なイメージを持つことができました。

セラピストとしては天と地ほどの差は明白で、その域にいく、いえ、ちょっとでも近づくためにはどうしたらいいのかという具体的なルートみたいなものは全然なかったけど、”近づくことさえできればわかる”というイメージだけは強烈に持っていたんです。

だからこそ、途中経過は大変な思いもあったけれど折れずにやって来れたんだと感じています。

自分の”やり切る力”が高まった理由の2つ目は、明確な目標を設定できたいことです。

♦︎理由③:そこに面白さを見出した

自分に足りないものや進むべき道に気がついて、その先にある目標を設定し、ここから臨床で心機一転頑張っていこうと歩き出します。

実際にやってみると、当然ながらなかなか上手くいかないことも多いです。そして数学のテストのように明確な答えがあるものではないですから、迷子になることもありました。

しかし、このような状態の中でも「こうやったらどうか」「これは上手く行ったかも」「違う、こうじゃない」などと試行錯誤をしながら歩んできました。そして、その過程がとても面白かったんです。

先にお伝えしますが、当然ながら患者さんを自分のスキルアップの実験台にしてはいません。目の前の患者さんをいかにいい方向に導くかをベースにした介入はしていました。しかし、その中でもいかに新たな気づきを得るかを常に考えながら、アンテナを立てながらの臨床を送ってきました。ここに面白さを見出しからこそ、継続できたのだろと思います。

自分の”やり切る力”が高まった理由の3つ目は、自分のやっていることに面白さを見出せたことです。


今回は、これで以上になります。
最後まで読んで頂きありがとうございました!

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