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2024年の政治日程、前半はどんな展開になる?

2024年の政治日程、前半はどんな展開になる?
2024年は政治の面白い年になりそうです。前半だけでも、通常国会スタートや台湾総統選挙、韓国総選挙、衆議院補欠選挙、岸田総理訪米、さらには東京都知事選挙のスタートなど目が離せないイベントが盛りだくさんです。 それでは、月ごとに見ていきましょう。

1月~2月:通常国会と清和会の動向に注目


1月26日に開会する予定の通常国会では、予算案や重要法案の審議が行われます。
1月1日に発生した能登半島地震についての予算審議が早急になされることになるでしょう。この記事を書いている(1月12日時点)では、国会開会前の24日の日に予算委員会での集中審議が想定されています。

またいつもの教授による告発に端を発する、清和会政治資金パーティの問題について、かなり捜査が進んで来ています。
来週中にも政治資金収支報告書の修正など取り扱いについて方針が出るとも言われていますし、高額の資金還流を受けていたと報道されている池田佳隆氏(現時点では既に逮捕)、谷川弥一氏、大野泰正氏の3議員について立件の方針が報道されています。

加えて大物幹部については「立件は無い」という話と「立件は有る」という話が分かれて出てきており、岸田政権にとって予断許さない状況と言えます。

この間、1月13日には台湾総統選挙が予定されています。2期8年の任期を終えた際英文総統は日本でもなじみ深い顔です。
詳細は下記リンクから確認いただければと思いますが、日本にとっても重要な選挙となるでしょう。


3月~4月:岸田総理の訪米と衆院補欠選挙に緊張感


3月上旬には、岸田総理がアメリカに訪問する予定です。

岸田政権にとって、初めての大きな国際舞台です。岸田総理は、アメリカのバイデン大統領との信頼関係を築くことができるのでしょうか?

しかし、訪米が実現するかどうかは、まだ分かりません。

国会の状況は、今時点では見通せないからです。もし、国会が混乱したり、政権の支持率が低下したりしたら、訪米は延期されるかもしれません。それは、政権にとって、大きな痛手にもしくは岸田総理退陣とセットとなる可能性もあります。※あくまで可能性の話です。

上手く訪米を乗り越えると、その次はお隣韓国で総選挙が実施される予定(4月10日)となっています。

ユン大統領と岸田総理は東京で会談し信頼関係を深めており、日韓関係は岸田政権になってから改善しています。この選挙結果次第では韓国での対日世論に変化が起き、政権運営に微妙な風を吹かせる事も起こりうるでしょう。


4月には衆院補欠選挙があります。
今のところ、島根1区のみですが、清和会の議員の捜査状況によっては、他の選挙区も増えるかもしれません。
もし、そうなったら、政権の試金石になるでしょう。衆院解散はさすがにないとは思いますが、この選挙結果は大きな関心が寄せられることになります。
 

5月~6月:東京都知事選挙と通常国会の終盤戦にドキドキ


5月に入ると、7月の東京都知事選挙に向けて、政治の話題が豊富になります。
現職の小池百合子氏は、3選を目指すと言われています。選挙のたびに様々なアクションを起こしていますので、この頃の岸田政権・自民党の支持率と選挙に向けた動きで、岸田総理の解散戦略に大きな影響が出てくるかもしれせん。
 
6月末には、通常国会の会期が終了します。この時期の、政権の支持率は特に重要です。9月には自民党の総裁任期が切れます。

岸田総理は、再選を目指すと言われていますが、岸田政権は、3月の訪米や4月の予算成立・賃上げ、6月の減税(実際に減税の果実を得られる時期)などで、支持率を上げることができるのでしょうか?
政権の命運を左右する時期になります。
 
その他
パリ五輪が7月26日から8月11日
米国大統領中間選挙が11月5日
など2024年後半に向けて大きなイベントも残っています。


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