言葉
種を蒔く
言葉の種を
どこに落ちていくのか
心か、若しくは
腑に落ちゆくのか
それはやがて実を結び
届くのだろうか
少しづつ間引きされ
洗練されていく
言葉は誰かに届かなければ
枯れていく
どうか
散らないで
ひと雨ごとに
この重みに耐えかねて
過去に過ちを犯した私には
言葉に命を吹き込むことを許されない
この胸の内にとどめている
私に灯っているこの言葉は
消えてしまう光
届くことなく朽ちていくのだろう
咲くこともなく
ただ彷徨っている
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