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2月3日年齢を脱ぐ、冒険を着る

『毎日読みたい365日の広告コピー』 という本を読みました。

この本は、1ページごとに日付があって、
コピーライターが熟慮を重ねたキメ台詞が365日分
その日や季節にぴったりの言葉がひしめき合っています。

言葉の魅力をご紹介しながら
お話してみましょう!

今日のお題「年齢を脱ぐ、冒険を着る」

歳をとったら、年相応の服を着なさいとか、
妻や母親、祖母という役割に
自分を合わせなさいとか、
周りの人と同じように振る舞いなさいとか。
そんな窮屈な常識は、もういらない。

あなたはもっと、個性的であっていい。
それが派手でも、大胆であっても、
堂々と着たい服を着る。
そうして、何万通りもの個性が花開いたとき、
誰も見たことのない時代が、
一歩前に進み出す。
年齢を脱ぐ。
冒険を着る。

【そごう・西武】新聞・ポスター 2016年 上島史郎(フロンテッシ)

おぉー、
始めの方は、子育てし始めた時にじっくり読みたかった
そして、これから加齢に伴い何度も読み返したい、残しておきたい
そんな心動かされるメッセージでした。

この広告コピーは、そごう・西武さんのものですが
「そうか、だったらそごうにお買い物に行こう!」ってなったでしょうか。

それには、少し程遠いような印象です。
それでは、何が狙いか?

以下、私なりの考察です

①企業イメージを上げる
②この広告を通してコピーライターさんのPRになったコピー
③世の中へのメッセージ

②だった場合は、広告としてはやや失敗ですね。

2016年の世相の影響でしょうか?

2016年は、現・上皇陛下が天皇退位の意向を示された
熊本地震が起きた、日銀初のマイナス金利、米大統領広島に訪問、安倍首相真珠湾慰霊、障害者施設で19人殺害、リオ五輪最多41個の金メダル

右肩上がりではない印象の出来事ばかりが多かった世相でした。
だから、世の中を励ます、励まして購買意欲をあげたい
そんな願いも込められていそうです。

メッセージも意味合いも
深かい広告コピーでした。

過去の、コピーライターの言葉

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