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日本とは違う死装束の考え方

納棺師のお志事での出来事。



皆さんは亡くなった時
どんな格好(死装束)で旅立ちたいですか?

日本では白い着物と呼ばれる白装束(経帷子)

最近では愛用した洋服に着せ替えることも多いです。
高齢の方は白装束で若い方は洋服の比率が高いです。

昨今ではエンディングドレスなどもあります。

札幌にあるエンディングドレスブティック路面店
死装束とは亡くなった方に着せる衣装のことで、日本では白い着物を見かけることが多いと思います。
日本の仏教や神道では、故人は極楽浄土へ旅立つと考えられており、死装束は言わば旅用の衣装なのです。

ちなみに海外にも死装束はあります。

今回納棺させていただいた故人様は韓国人の女性でした。
しかも105歳という長寿!


韓国人を納棺するのは2回目。
前回はまだ研修期間だったので見学。

その時の故人様は伝統的な民族衣装チマチョゴリを着させました。

(韓国人にとって伝統衣装・チマチョゴリを着る機会は、結婚式やトルチャンチ(満1歳の誕生日祝い)など主にお祝いの場と、秋夕と旧正月の2大名節)

色鮮やかなチマチョゴリが大多数ですが
今回の納棺で着させたのが
日本の白装束(経帷子)と同じような物。

韓国版の死装束はチョゴリ「寿衣(スイ)」

何枚着るんですか?
ってくらい着させました。
ちなみに民族衣装は遺族と一緒に着せるか
どのように着せるか教えてもらった方が確実。

日本と同じように
旅支度(足袋、脚絆、手甲)を着けて
故人様の足、手の爪、遺髪を袋に入れて
最後、棺の中へ。
(どういう意味合いがあるかは聞けなかった)


ちなみに韓国の死装束は生きているうちに
用意しとくそうです。
当たり前に来る死を受け入れる準備をする。


これって生きる上で大切なことだよね。
死が迫っているようで、あまり良い気はしない人も多いと思う。


でも、死んだ後
何を着させたら分からない・・・
と遺された人が迷わないように
自分で身支度を整えておく必要性もある。


宗教、習慣、伝統など

日本とは全く違う"死"への向き合い方。


どんな国に住んでいても
どんな国で死のうとも
自分の死への向き合い方が生きる力に変えていくんだと思いました。



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