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お志事(納棺師)で初めて泣いた日

お久しぶりの投稿になってしまいました。
30代に入ってから色々なことがありますね。

20代とは違う視点で考えられる自分が
成長したなぁと俯瞰して見れることが出来ました。

そういえば、20代始まった時も
たくさんの事が降りかかってきて
それでも乗り越えた自分が居て
生きている限り前を進まなきゃいけない。

失う悲しさよりも、次に進む楽しさと面白さが上回れば前に進められる。

by ゲッターズ飯田

30代はまだ始まったばかり。
どんどん新しいことを直感で行動していこう!



さて本題に入ります。
納棺師のお志事も忙しかった冬を終え
閑散期というシーズンに入って落ち着いてきました。


納棺式は家族のカタチで、同じ式がない。
というのはいつかの記事で書いた。

特に若い人の死はより一層哀しみが深い。

40代後半の男性の死(突然死)
納棺式に参加したのは妻、息子、娘、兄弟親戚。


入った時から涙を流していて
皆んな近くで寄り添いながら
声をかけたり、身体に触れていました。

でも、娘さん(中学生)はお父さんに触れることも出来ない。

「お母さんと一緒に触れよう」と言われてやっと触れる事ができる。


最後、棺に収める前もお別れの時間を取りました。

最後の最後に皆んなが故人様の手に触れ、手を重なり合って

「お父さんの手の温かさを覚えていてね」

と子どもたちに伝えていました。


納棺後、身支度をして蓋を閉めて納棺式を終えた後
皆んなの涙は止まらず…


高校生の息子さんがおじさんに背中をさすってもらった瞬間、崩れ落ちるようにしゃがみこんで泣いていた。


この光景を見た時、涙がホロリと流れ出ました。


きっと我慢していたんだなと。
所々泣いていたのは見たし、
妹さんにも寄り添って慰めていたのを見たし。

若くして親を亡くすということは
並大抵の精神力じゃないと受け止めきれない。


それを垣間見た瞬間に
自分も感情が溢れてしまった。


終えた時
「ありがとうございました」と大きな声を出してくれました。
たった一言だけど、私の中で強く心に響きました。



お志事中に初めて泣いた日をベテランのスタッフに話したら
「本当は泣かないようにした方がいい(泣きそうになったらはける)」

「そうしないと家族の人が泣けないから…」
と言われました。

でも「人間だから…」
身体に溢れ出た感情は抑えないこと


私の中で今回溢れ出した涙は決して忘れません。



哀しみはどう足掻いても哀しみでしかならない。
でもそれを乗り越えるのは自分自身。

きっと息子さんも娘さんもきっと乗り越えられる。
乗り越えた瞬間から人は何倍も強くなる。

誰よりも痛みや哀しみを分かっているから
人に優しくできる人になる。


どんなに大切な人
パートナー、親、友人誰しもが死ぬ運命。
その運命はいつ来るか分からない。
その瞬間は予期せぬ時に来る。


哀しみの後には必ず光が見えるから
自分は強く生きていくと自分自身を信じること。


たくさん泣いて
たくさん笑おう。


笑っていれば、哀しみなんて消え去るから。
そして故人様も笑っていてほしいと思っているはず!


涙は堰き止めない。
泣きたい時は泣いて泣いて…

そしたら上を向いた瞬間
違う世界が待っているから。


とても良い納棺式を担当させていただいた。
涙目になることは何度もあったけど
涙を流したことはなかったので
今回の感情は忘れないようにしていきます!



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