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かっこつけるだけの自分にはうんざり。~植え替えの3年にするという決意~

私は「THE甘やかされ娘」です。
お姫様のように扱われてやってもらうことに何の違和感もなく育ちました。
褒められて育ったので自分が大好きだし、
怒られることや批判されることへの耐性が欠如しています。

与える人がギバーで受け取る人がテイカーなら、
私は根っこがテイカーです。

ただ、私の人生100年あるとして、
20年間がテイカ―だったのなら、 残りの80年はギバーとして生きたい。
そう切実に思ったのでここで決意表明として書いています。

私は子供のときから、自信のない負けず嫌いでした。
だからできないことはできるふりをして、そのあと裏で努力する。
目の前の自分よりできそうな子は脅威となり敵対心むき出しでした。
(可愛げない)

あんまり良くない意味でギラギラしていた。

常に周りをライバル視していたので、
人を信頼しきれずに損得でモノを考える思考回路が私を形作り、
「この人が自分に何を与えてくれるか」で人と関わってきた気がするんです。
そして損得の嗅ぎ分けがとても上手くなってしまった。
そして長期的に人と関係を構築することが苦手な人になりました。

就活を通して私はたくさんのギバーたちと出会いました。
そしてテイカーの私も、チームで何か目標を目指すときは、全力でコミットしていることに気づいたんです。
「チームのために」ってがむしゃらになれたとき、私は決まってチームメイト全員のことを大好きになるし、自分もとても満たされていたことに気づいて。

たぶん、私もギバーになれる。
でも一人じゃ変えきれない予感がする。

だからこそ私はギバーが集まる場に身を置くことにしました。
その一つがエンカレッジというキャリア支援団体です。
就活を終えた内定者がメンターとして後輩たちのキャリア支援を行っている団体で、
元は関西で「就活の情報格差をなくしたい」という思いから設立されました。

エンカレに興味をもったのはあるインターンで同じチームだったメンバーに誘われたのがきっかけです。
「楽しく働く人を増やしたい」という目標があるので、就活を控えた大学生の将来と一緒に向き合えることはとても魅力的でした。

ただその時自分が有名になることしか考えていなかった私はエンカレで学生間での顔が広くなりそうという利己的な理由で魅力を感じていた部分も多くて。
メンターはお金がもらえるわけでもないので、利他的に活動する団体にコミットできるかどうか不安でした。
数週間前の自分の頭のなかですがほんと、ちっちゃいな~と思います(苦笑)

こんな私にまたしても絶妙なタイミングで良著を薦めてくれた人がいて、
『GIVE&TAKE「与える人」こそ成功する時代』 アダム・グラント

このnoteでも再三ギバーだテイカーだ、と話をしていますが、
この本で知った概念です。
まだ読んでいる途中ですが、多くのビジネスマンやアーティスト等数多くの事例を取り上げ、他人の力になることを第一に考え、行動する人こそ成功を収めていることを証明してくれています。

これまでの私に言わせれば「損」になる行動もすこし先を見据えてみると、
相手を尊重した行動から「信頼」や「信望」が生まれ、結果的にサポートしてくれる人が増えて「成功」しやすい状況になる。

この本を読み始めてから、ちょっと周りを優先するギバーの練習を始めました。「ギバーになる練習なんて、練習してなるようなものじゃないだろ」とも言われましたが、行動は習慣になって、それらが人格を作ると言いますよね。特に私のような人から影響を受けやすいタイプは自分が身を置く環境も重要です。だからギバーが集うチームで何かができる環境は今の私にとても必要なものだと思うんです。

3年でテイカ―の根っこからギバーへの植え替えを完了しようと思います。
自信のない負けず嫌いにとって、弱みをさらけ出すのは家族にも難しいほどのことだけれど、これから会う人たちには自身がテイカ―の根っこを変えようとしていることを明かして大いに頼りたいと思います。

もうかっこだけつけてる自分は終わりにしたい。

ありがとうほんとうありがとう