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エッセイのほう

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野蛮で図々しくてくだらないことを書いています。400字~2000字くらいでしょうか。
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『ほう』

「ほう」と感心してみましょう。 何ごとも「ほう」から始めてみましょう。「ほう」には含みが持たせてあります。一例をあげましょう。「ほう」と言いながら、その間に脳をフル回転させて見ましょう。二の句が出てこない時の時間稼ぎの「ほう」です。そのわずかな時間で失言も防げるでしょう。 また、よりよい対人関係づくりの為の一歩だと思って、毎日トーンを変えて「ほう」の練習を心掛けてみましょう。リラックスして反響する風呂場がいいのではないでしょうか。そこから、メロディーが出てきたら儲けものです。

『湯治ツーリングがしたい』

「アレクサ。お気に入りの音楽を聴かせて」 そう、言ってからエッセイを書く事が多い。本日の1曲目は『深夜高速」だった。GW中の東北道を深夜、カワサキW650で走っていた数年前を思いだしていた。深夜の東北道は真冬だ。極寒装備で毎年走っていた。なんとか、6時前には仙台を抜けたかった。渋滞を避けるために。その、『深夜高速』で寒さの余り、らーめんを一晩で4杯食べたこともあった。それでも寒かった。なつかしい。 私はいま、体調の回復をただ待っている。能動的なことなどは一切ない。完全に受動

『3クール目まとめ2万5千字』面白いと思いますので暇な方どうぞ。

日付を跨げば、3クール目の初日だ。 ところで、赤ワインというひどく美味い呑み物がある。 呑み過ぎれば便秘になるというのは、有名な話だ。私は誤解していた。いつものうっかりだ。その、色と見た目から、ブルーベリーにも似たような効果があるのではないかと思っていた。もともとはブルーベリーの抗炎症作用の効果を期待して、毎朝大量に食べていた。『ゲリラー』になってからもだ。 実は、ブルーベリーには、便を柔らかくする効能があるらしい。うん、うん、やれやれ。うっかり、うっかり、だ。 私の望みは悪

『腹下らない飯』

書くことがつきない。 私に降りかかった災いの数々が、私の筆を止めない。この度の『三度漏らし』の原因は、馬鹿な私にある。『腹腹地獄下り』に、対抗するためには馬鹿にならなければならないのではないかと思った次第だ。寝る前に『正露丸』を20丸飲んでみたのだ。そして、寝た。起きたときには余裕があったように思う。パソコンでnoteにエッセイなどを書いていた。「あ、きた」、と思い一階に降りる階段中程で漏らしていた。 このとき馬鹿な私は、まだ『正露丸』20丸の影響だとは思っていなかった。そ

『休薬』

病院の化学療法センターに電話をして、『がんかわいがり』65日目にして、3クール目の終了後に休薬期間を設けることが決定した。5月中に『腹下り』よ、治まってくれ。 それはそれとして、何を食べても『腹下り』になるのならば、夕食にハンバーガーとか、鳥の唐揚げとか、ポテトフライでもいいのではないか。近日中に試してみよう。オリーブオイルで調理することが条件だが。脱水症状の予防には、やはり『OSI』を薦められた。ポカリスエットは糖分が多いので薄めたほうがよいそうだ。 何をしても、駄目な

『5月の人間活動』

私はこのエッセイで何でも包み隠さずに書いてきた。 だから、書こう。私は今日二度漏らした。「ちょびっと」と言うわけでもない。わりと大胆に漏らした。発熱のあるなか風呂場で一度洗い。洗濯機でもう一度洗った。それを、午前と午後の二度だ。 二階の寝室からトイレまでの距離と階段の上下動のせいにしていたけれど。 二度目は一階で漏らした。もう、まともな人間活動ができない。ということで、生理用品をパンツに貼った。本来ならおむつがいいのだろうが、まだそこまでではない。たかだか、3クール目でこんな

『黒澤明』

『がんかわいがり』患者および、『がん患者』、はもうすこし世間にむかってしゃべりだしたほうがいい。しゃべらないと誰も気づかない。 あまたる、SNSでそれぞれが得意なやり方で、現状を訴えたほうがいい。 私のように不人気のnoteでもいい。なにかやったほうがいい。戦中戦後の一般市民の日記が、土蔵から発見されたとか、令和の『がんかわいがり』患者のエッセイが100年後『宇宙塵』のなかから発見されたり。なにがあるかわからない。 黒澤明『生きる』で、主人公の志村喬はがんに侵されていた。

『ゴムパッチン』

ステージ4のがん患者の『がんかわいがり』は始終ゴムパッチンを噛みながら後退しているようなものだ。一歩後退すれば、いのちが一月伸びているのかも知れない。しかし、永遠にゴムパッチンを続けるのか。歯をくいしばって、ゴムパッチンの力に逆らって、どこまでもどこまでも後退し続けることなどできない。限界がやってくる。いつか離すのだ。ステージ4を私はそう解釈している。完治はない。 ゴムパッチンを持つのは医師だ。「もうだめだ、意味がない」と思えば医師が手を離すだろう。 私は3クール目の投薬期

『38度3分の侵入者』

この3日間の『ファスティングフェス』の概要が決まった。 『カロリーメイト』と『ポカリスエット』と『グミ』と『ビオスリー』でいこう。カフェインもしばらく絶とう。下痢止めは非常時にならないかぎり飲まない予定だ。 それと、少しの筋トレだ。いついかなる時も腹筋と腕立て伏せは50回出来るつもりだったのだけれど、10回くらいで止めた。 これは、『がんかわいがり』の副作用ではない。49歳の私の副作用だ。間違いない。どういうわけか『スクワット』は出来るのに、不思議だ。カワサキW650で走れ

『ハハハハ』

毎夜、腹下りで目覚める。 ありがとう、漏らす前に目覚めてくれて。感謝しよう。 2クール目のこの時期も『腹下り地獄』だった。投薬期間が終わる前後に訪れる、『地獄の腹下り』だ。 ついでに頭のなかから音もする。「シャンシャングリランシャングリラン」、そんな、テクノ系の音だ。 瞬きをしたり、首を傾いだりするたびに、鳴る。抗がん剤の離脱症状なのかもしれない。もしくは、私が体調不良の底にある証拠か。『じゃーじゃー』便だ。 妖怪じゃーじゃーがあらわれた。 「起こしてあげたのはおいらだぜ

『いじめしごく60日目』

『がんかわいがり』60日目がはじまる。 おそらく、6月頃になれば『CT』『MRI』『レントゲン』等の検査をやるのだろう。前回は3月頃だったはずだ。それまでは、この『がんかわいがり』に、有用性があるのか誰もわからない。 たまには『がんかわいがり』の説明をしよう。 私のエッセイには、不勉強による『せいのほう語』が多い。これは禁じ手だ。私は、文章から重さを取り除きたい。全うな評価を得たいならこんな文章でエッセイを書いてはいけない事は知っている。でも、かるくしたい。 『がんかわいが

『猛人間注意 噛みます』

我が家に訪れた『ピンポン連打小僧』の件から、一気にここまで来た。 門扉の取り付けも終わった。あとは、どんなふさわしい文字で、セールスを断るかだ。『セールス不要 ブン殴ります』のステッカーも10日間くらいは貼り付けていた。しかし、これでは要らぬトラブルを我が家に招き入れることにもなる。『ブン殴ります』は剥がした。いまは黒字で、『セールス不要』と、小さな縦書きで『セールスお断りします。インターホンを押すな』だけだ。これだけでは、私には物足りない。セールス者にとっても、同様だろう。

『毒顔龍』

5/7日に、3クール目の投薬期間が終わった。 さあ、雨降りのなかの6日間の休薬期間がはじまる。 ところで、私の『毒手』は順調に薄黒ずんでいる。これが、だんだんと顔にまで広がりつつあるように思う。これは、当初から予想されていた副作用のひとつだ。ただ、私の『春の庭いじり』で日焼けした可能性もある。 日焼け止めと、帽子を被っての作業でもあったので、どちらの影響なのかわからない。それに『マルガリッタヘア』に変えたことにより、鏡を見る機会も格段に減っているので、いつからこのようになっ

『ごはん〇』

ごはん〇。 ごはんは腹を下しにくい。食べ過ぎなければ。 ゆで卵〇。 動物性タンパク質の摂取の必要にかられて食べてみたら、私の身体にはあっていた。 ゼリー飲料✕。 昨夜、水代わりにゼリー飲料で下痢止めを飲んだ。 『すぽぽぽぽん』の便だった。 ブルーベリー△。 ブルーベリーも、『すぽぽぽぽん』だった。 アーモンド△。 食べ過ぎなければいい。つまむ程度ならば。でも、私は私を止められない。 こちらも『すぽぽぽぽん』だ。 豆類△。 これがいちばん『すぽぽぽぽん』だ。 フェットチーネグミ