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『5月の人間活動』

私はこのエッセイで何でも包み隠さずに書いてきた。
だから、書こう。私は今日二度漏らした。「ちょびっと」と言うわけでもない。わりと大胆に漏らした。発熱のあるなか風呂場で一度洗い。洗濯機でもう一度洗った。それを、午前と午後の二度だ。
二階の寝室からトイレまでの距離と階段の上下動のせいにしていたけれど。
二度目は一階で漏らした。もう、まともな人間活動ができない。ということで、生理用品をパンツに貼った。本来ならおむつがいいのだろうが、まだそこまでではない。たかだか、3クール目でこんなになるとは思っていなかった。

3クール目の休薬期間5日目の出来事だった。
休薬期間5目目にしてこの『腹下り地獄』、私は決断しなければならない。
5月いっぱいの『がんかわいがり』の休薬を、だ。それだけ休薬期間があると、振り出しにもどってしまうかもしれない。でも、私の主張を貫こう。私の人生設計には、家から『腹下り』で一歩も外に出られない。はない。
散歩をしたり、ツーリングに行ったり。公園の木陰でおにぎりを食べたり、そんなことも出来ないような治療を私は望んでいない。唯々諾々と病院に薦められるままに治療を継続するつもりもない。

しかし、どうせ、休薬するなら7月が良かった。北海道ツーリングのシーズンのはじまりの季節だからだ。フェリーの運賃もお盆休みに比べたら安価だ。仕方ない私の体調は今、底をうっているのだから。今、休むほかないだろう。5月に渡道しても寒くて体調を悪化させるだけだ。

いま、早速、湯治場を調べている。東北に多いようだ。
出来れば、関東近県がいい。どこかにないものか。4・5日逗留したい。
いちばん有名なのは東北の『玉川温泉』か。5月分の浮いた医療費を『湯治ツーリング』に突っ込もう。キャンプはしない。そこまでの体力はもどってない。しかし、秋田は遠いな。せめて、福島、新潟、長野、栃木、がいい。できれば、群馬は飛び出したい。
いつ、『腹下り』が治るのだろうか。『腹下り』にいい温泉はないものか。いろいろ調べてみよう。


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