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『腹下らない飯』

書くことがつきない。
私に降りかかった災いの数々が、私の筆を止めない。この度の『三度漏らし』の原因は、馬鹿な私にある。『腹腹地獄下り』に、対抗するためには馬鹿にならなければならないのではないかと思った次第だ。寝る前に『正露丸』を20丸飲んでみたのだ。そして、寝た。起きたときには余裕があったように思う。パソコンでnoteにエッセイなどを書いていた。「あ、きた」、と思い一階に降りる階段中程で漏らしていた。

このとき馬鹿な私は、まだ『正露丸』20丸の影響だとは思っていなかった。それだけ、お漏らしが当たり前になっていたのだ。『お漏らし三度』でやっと気づいた。正露丸は20丸飲んではいけない。『寝起きに急に来る』、もたもたしている暇はない。馬鹿者は実地で学ぶのだ。

他の『がんかわいがり』患者の文章や映像を観ても、これだけ短期間に漏らしている者を私は知らない。多分、みんな恥ずかしいのだろう。本当は漏らしている癖に。「言っちゃいなってば」、「楽になるよ」、私以外の者だけが、漏らさないはずがないではないか。恥知らずで馬鹿な私が、先鞭をつけなければならない。「すべてのがん患者の為に恥知らずな見本となろう」
仲間がほしいわけではない。『腹下らない飯』が、がん患者には必要なのだ。誰も声を上げないので私が仕方なくやり始めた。

そして、もっと影響力のある人に引き継いで、完全に任せて。私はひっそりと引こう。なにより、めんどくさい。私はゆっくりしたいだけなのだ。
抗がん剤(がんかわいがり)の副作用をもっと世間に知らせたい。そして、食品メーカーを動かしたい。『腹下らない飯』を開発してくれ。
何度でも言うが『腹下らない飯』は金脈だ。万人向けに作るのは容易ではないのだろう。それぞれのケースが違い過ぎるからだ。けれど、世界中が待っているはずだ。『がんかわいがり』患者の半分の需要だとしても、充分ではないだろうか。その恩恵に預かった患者は治療後も、その食品メーカーを応援するだろう。

さて、本日は素敵な出来事があった。
便かと思ったら、屁であったのだ。これはとてもよい兆候だ。もう少しで『腹下り』が治りますというサインなのだ。
その逆は述べる事もない最悪状態の『じゃーじゃー便』だ。
やっと、ひかりが見えた。しかし、まだ不定期に『下痢止め』の力を借りているのだ。

そして、昨日の夕食はジャンクだった。私のオーダーで鳥の唐揚げとポテトフライを元料理人の父親に作って貰った。久々の『ジャンク食』だった。揚げ物は数ヶ月口にしていなかった。結果から言うと、久しぶりの『ジャンク食』はエネルギーがみなぎる。朝4時から『プランク』を1分間行った。あとは、寝ながらでも出来る『コーモン200』だ。

私はこの休薬期間を利用して、食べ物だけで便秘になる実験をしようと思う。4クール目の準備を着々と進めていこう。便秘になるぐらいの食べ物でないと『がんかわいがり』に対応できない。もしくは、体重を平均的なところまで落として、減薬を希望するかだ。まずは、ブドウだ、皮まで食べられるブドウを食べよう。どのくらい食べたら便秘になるのか。実験しなければ。

『がんかわいがり』とは、体表面積でその処方量が決定される。私の場合は最大量を処方されている。平均体重まで落とせば、減薬の可能性もある。調べてないのでわからないが。5月中にあと6㎏痩せれば良いのだ。出来ないことではない。
よし、こうなったら6㎏痩せるまで『がんかわいがり』はしないことにしよう。これでいこう。『いのち」と『贅肉』を天秤にかけよう。私の変な『面白こだわり』が出てしまった。こんなことする人はまずいないだろう。
ただいまの私の体重は72㎏だ。『ジャンク食』で元気が出たのでイケるのではないかと思っている。もう、しばらく『ジャンク食』は食べないし。一般的な和食に戻ろう。母親もぬか漬けをはじめた。いけるだろう。前にも述べたが、私は天秤座だ。

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