「勉強ができるバカ②」

2月に「勉強ができるバカ」を投稿して、またしても続編として投稿したい。
前回の要旨はこうだ。
・勉強ができるバカは、世の中にたくさんいる
・会社や上司の求めに応じる事が主眼となり、同僚や部下や社外に目が向いていない
・原因は偏差値教育であり、模範解答に合わせることしかできない
・とは言え、周りに合わせていないと苦労することも多いのが日本社会

まさにこの通り、我ながら言いたいこと吐き出してるな〜と思う。

このタイプの人間は、かつては優等生として重宝されてきたのだが、今なぜバカ呼ばわりされているのか考えたい。

かつての日本は放っておいても市場が成長して、生産した製品はどんどん売れていた。この時代、言われたとおりに動く優等生は重宝されていた。
しかし現在、社会がかつてないスピードで変化している。
例えば、ICTの技術発展で製品やサービスのライフサイクルがどんどん短くなっている。同じ商売をしていては、来年の生活ができない。

このような環境では各業界の盛衰が激しいので、急拡大する産業と急縮小する産業に分化している。
このどちらに属していても、従来を踏襲する仕事の仕方・考え方では役に立たない。
しばし「反対するなら代替案を出せ」などと言われるが、代替案などいらない。反対は反対、いらないものはいらない。折衷案のような妥協の副産物もいらない。
ズバッとやめる勇気がリーダーシップ。

実は、縮小する業界ほど変革を促す人材が必要となる。ピンチとチャンスは表裏一体であり、今までの土台を生かして、生まれ変わるチャンスを秘めている。
しかし、旧来の体質を変えられなかったり気づいていない人たちが多いのだ。

自分で考えて行動し、自分の言葉で発言できることが大切。周囲と喧嘩してぶつかるくらいがちょうど良いと思う。

協調性だの調整力だのクソ真面目ことを言っていないで、凝り固まった既成概念をぶち壊すことが必要なのだろう。

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