子育ての三大不安
僕が教育事業に関わっているモチベーションの6割くらいが、「お母さん方のストレスリリーフをしたい」から。
そんなわけで、タンキュー株式会社で、小学生のお母さん方と触れることが多いので、お母さん方の悩みを聞くことが多い。
親とは、子どもの心配をするものだと思う。自分自身、23年間、ひたすら親に心配をかけてきたし、心配だと今でも言われ続けている。
お母さんの不安の正体は一体なんなのだろう、という問いが常にあったが、少しずつわかってきた。
不安の正体
その正体は、
「この子は、将来生きていけるのか?」
というもので、その下位要素は、
①勉強について
②社会性について
③個性について
の三つについてではないかなと思う。
①勉強について
これは、誰もが言われてきた、「勉強しなさい」。その背景には、この資本主義社会で、お金を稼いで生きていくには、勉強がある程度出来ることが大事で。この勉強度合いで生きていけるのかどうか、それが不安の種になっている。
②社会性について
就職の際にやたら言われるワードに、コミュニケーション力がある。これは、人と関わる力がどれだけあるか、という感じだけど、やはり、これも仕事をする上で欠かせないものではないかと思われる。
人間関係を築かずに生きていくのは実際のところ困難な部分がある、気がする。
③個性について
勉強ができても、社会性があっても、やはり親は、この子の良さが輝いて欲しいと思うものじゃないか。苦しんで生きている子どもを見て、喜ぶ親がいるはずがない。そういった意味で、この子の好きなこと、得意なことはなんなんだろうか?これも大きな不安となる。
親の願い
①と②は「仕事」の話、③は「あり方」の話。
お母さんの願いは、
「この子の、ありのままで生きてほしい。」
とても、狂おしいほどに、シンプルだ。
お母さんのうるさい小言も、注意も、美味しい料理も、洗濯してくれた服も。このメッセージを伝えているに過ぎない。
どう解消できるのか
このお母さんの3大不安を、どうにかして解消してあげたい。(根源的には無理なのだけど。)一緒に背負いたいし、一人で背負わなくていい、と言える存在でありたい。
「あなたの子どもは生きていける。」とどうしたら言えるのか。
「私の子どもは生きていけるんだ。」とどうしたら思えるのか。
それは、学んでいる姿、人と関われている姿、その子の良さを知る機会。それらが必要な気がする。
これらって、子供達と一緒に仕事をすれば一挙に解決する気がする。
タンキュークエストを通して、お母さん方に、それらの経験を届けたい。
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