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【投票結果】みんなに聞いた!      『伊坂幸太郎』さんのおすすめの一冊

日本を代表する作家の一人である伊坂幸太郎さん。作品の多くが映像化されており、普段本を読まなくても知っている方は多いのではないでしょうか?
その魅力は、独特な文体と爽快感あふれるストーリー展開、そして、なんといっても終盤に見事に回収される伏線!一度読み始めると最後まで読まずにはいられません。
今回は、そんな伊坂作品の中でもこれぞ!というおすすめの一冊を、読書好きの皆さんに投票していただきました。気になる一冊が必ず見つかるはず!ぜひ伊坂ワールドを体験してみてください!

第1位 砂漠


青春小説の名作が堂々の1位!
登場人物が魅力的で、個性が強い!ずいぶん昔に社会という名の砂漠に踏み出している私は、大学時代に思いを馳せました。乾いた心に青春が沁みます。
「何度も読み返して西嶋に元気をもらいます。」「最初ちょっとつまらんと思ってしまった自分殴りたいくらい最高!」フォロワーさんのコメントより。

<要旨>大学で出会った5人の男女。ボウリング、合コン、麻雀、通り魔犯との遭遇、捨てられた犬の救出、超能力対決…。共に経験した出来事や事件が、互いの絆を深め、それぞれを成長させてゆく。自らの未熟さに悩み、過剰さを持て余し、それでも何かを求めて手探りで先へ進もうとする青春時代。二度とない季節の光と闇をパンクロックのビートにのせて描く、爽快感溢れる長編小説。


第2位 アイネクライネナハトムジーク


恋愛・出会いをテーマにした連作短編集が2位でした!
それぞれ全く別の短編かと思いきやそこは伊坂作品。登場人物と時系列が絡み合い、伏線が山ほどあり楽しめます。

<要旨>妻に出て行かれたサラリーマン、声しか知らない相手に恋する美容師、元いじめっ子と再会してしまったOL…。人生は、いつも楽しいことばかりじゃない。でも、運転免許センターで、リビングで、駐輪場で、奇跡は起こる。情けなくも愛おしい登場人物たちが仕掛ける、不器用な駆け引きの数々。明日がきっと楽しくなる、魔法のような連作短編集。


第3位 ゴールデンスランバー(同率順位)


山本周五郎賞と本屋大賞を受賞の名作エンタメ小説が第3位!
映画化もされています。忘れがたい会話、極めて丁寧な伏線など伊坂作品の要素が満載!初めて読む方にもおすすめの1冊です。
「初めて伊坂作品を読んで衝撃を受けた作品です」フォロワーさんのコメントより。

<要旨>衆人環視の中、首相が爆殺された。そして犯人は俺だと報道されている。なぜだ?何が起こっているんだ?俺はやっていない―。首相暗殺の濡れ衣をきせられ、巨大な陰謀に包囲された青年・青柳雅春。暴力も辞さぬ追手集団からの、孤独な必死の逃走。行く手に見え隠れする謎の人物達。運命の鍵を握る古い記憶の断片とビートルズのメロディ。スリル炸裂超弩級エンタテインメント巨編。


第3位 逆ソクラテス(同率順位)


伊坂史上最高の読後感を得られるという短編集が第3位でした!
柴田錬三郎賞受賞、2021年本屋大賞ノミネート。全5編の主人公が小学生という初の試みの短編集。学校を舞台に、子どもたちがうまくいかない日常を変える!先入観をテーマにしており、一瞬にして固定された価値観がひっくり返る展開を楽しめます。小学校高学年から、先入観にとらわれた私達大人にもおすすめの1冊です。
「「僕はそう思わない」ってセリフが気に入ってます。」フォロワーさんのコメントより。

<要旨>敵は、先入観。世界をひっくり返せ!伊坂幸太郎史上、最高の読後感。デビュー20年目の真っ向勝負!
逆転劇なるか!? カンニングから始まったその作戦は、クラスメイトを巻き込み、思いもよらぬ結末を迎える――「逆ソクラテス」
足の速さだけが正義……ではない? 運動音痴の少年は、運動会のリレー選手にくじ引きで選ばれてしまうが――「スロウではない」
最後のミニバス大会。五人は、あと一歩のところで、“敵”に負けてしまった。でも、戦いはまだ続いているかも――「アンスポーツマンライク」
ほか書き下ろし2編を含む、無上の短編全5編を収録。


第5位 チルドレン


愛すべき個性的キャラクター・陣内の周りで起きる不可解な出来事を描いた短編集が第5位でした!
2005年本屋大賞ノミネート。作者曰く、短編集のふりをした長編小説です。読むとその意味がわかります。「チルドレン」の次は続編「サブマリン」もぜひ読んでみてください!陣内の活躍を再び楽しめます!

<要旨>「俺たちは奇跡を起こすんだ」独自の正義感を持ち、いつも周囲を自分のペースに引き込むが、なぜか憎めない男、陣内。彼を中心にして起こる不思議な事件の数々―。何気ない日常に起こった五つの物語が、一つになったとき、予想もしない奇跡が降り注ぐ。ちょっとファニーで、心温まる連作短編の傑作。


第6位 重力ピエロ(同率順位)


重いテーマながら、ユーモアたっぷりに描かれた家族小説が第6位でした。
「春が二階から落ちてきた。」という有名な書き出しで物語が始まります。この作品で、ミステリファン以外の読者からも喝采をもって迎えられ、一気に読者層を広げたとも言われています。

<要旨>兄は泉水、二つ下の弟は春、優しい父、美しい母。家族には、過去に辛い出来事があった。その記憶を抱えて兄弟が大人になった頃、事件は始まる。連続放火と、火事を予見するような謎のグラフィティアートの出現。そしてそのグラフィティアートと遺伝子のルールの奇妙なリンク。謎解きに乗り出した兄が遂に直面する圧倒的な真実とは―。溢れくる未知の感動、小説の奇跡が今ここに。


第6位 グラスホッパー(同率順位)


屈指の人気シリーズ「殺し屋シリーズ」の原点・1作目が第6位でした!
伊坂作品史上、最大の問題作にして最強傑作ともいわれています。「殺し屋シリーズ」を読むならまずこの作品から!

<要旨>「復讐を横取りされた。嘘?」元教師の鈴木は、妻を殺した男が車に轢かれる瞬間を目撃する。どうやら「押し屋」と呼ばれる殺し屋の仕業らしい。鈴木は正体を探るため、彼の後を追う。一方、自殺専門の殺し屋・鯨、ナイフ使いの若者・蝉も「押し屋」を追い始める。それぞれの思惑のもとに―「鈴木」「鯨」「蝉」、三人の思いが交錯するとき、物語は唸りをあげて動き出す。疾走感溢れる筆致で綴られた、分類不能の「殺し屋」小説。


第6位 マリアビートル(同率順位)


殺し屋シリーズの2作目が同率第6位!
同じく第6位の殺し屋シリーズ「グラスホッパー」に続く、殺し屋たちの狂想曲。2022年にはハリウッド映画「ブレット・トレイン」としてブラッド・ピット主演で映画化されました。分厚いので躊躇われる方もいるかもしれませんが、新幹線のような疾走感でページを繰る手が止まりません!

<要旨>幼い息子の仇討ちを企てる、酒びたりの殺し屋「木村」。優等生面の裏に悪魔のような心を隠し持つ中学生「王子」。闇社会の大物から密命を受けた、腕利きの二人組「蜜柑」と「檸檬」。とにかく運が悪く、気弱な殺し屋「天道虫」。疾走する東北新幹線の車内で、狙う者と狙われる者が交錯する――。
小説は、ついにここまでやってきた。映画やマンガ、あらゆるジャンルのエンターテイメントを追い抜く、娯楽小説の到達点!
『グラスホッパー』『AX アックス』に連なる、殺し屋たちの狂想曲。


第6位 アヒルと鴨のコインロッカー(同率順位)


吉川英治文学新人賞を受賞した、青春ミステリー小説が第6位!本屋大賞など様々な賞にもランクイン、映画化もされた人気作品です。
現在と2年前の時間軸で交互に展開、随所に散りばめられた謎や伏線も物語が進むにつれ回収され・・ラストはまさかのどんでん返しに驚くこと間違いなし!

<要旨>引っ越してきたアパートで出会ったのは、悪魔めいた印象の長身の青年。初対面だというのに、彼はいきなり「一緒に本屋を襲わないか」と持ちかけてきた。彼の標的は―たった一冊の広辞苑!?そんなおかしな話に乗る気などなかったのに、なぜか僕は決行の夜、モデルガンを手に書店の裏口に立ってしまったのだ!注目の気鋭が放つ清冽な傑作。第25回吉川英治文学新人賞受賞作。



10位からは下記の通りです。こちらもぜひ参考にしてみてください!

10位(同率順位)

【AX アックス】

殺し屋シリーズの3作目です。

【死神シリーズ】

人気のシリーズです!特に「死神の精度」の人気が高かったです。
「どんな人にもすすめやすいです!」フォロワーさんのコメントより。

【終末のフール】

仙台の団地に住む人々を主人公に、愛や家族、人間の本質を見つめる傑作連作集。

【陽気なギャングシリーズ】

人気のシリーズです。
「だいすきです。私が読書にハマったきっかけです!」フォロワーさんのコメントより。


14位(同率順位)

【フーガはユーガ】

伊坂史上もっとも切なくあたたかいといわれる、兄弟の物語です。

【オーデュボンの祈り】

新潮ミステリー俱楽部賞を受賞した、伊坂幸太郎のデビュー作!


16位(同率順位)

【魔王】

世の中の流れに立ち向かおうとした兄弟の物語。

【ペッパーズ・ゴースト】

2021年刊行、作家生活20周年超の集大成となるような、一大エンターテインメント長編です。

【ガソリン生活】

車同士が楽しくおしゃべりする唯一無二の世界で繰り広げられる仲良し家族の冒険譚! 愛すべきオフビート長編ミステリー。

【バイバイ、ブラックバード】

自分も誰かに贈りたくなるような連作短編集。
「命に関わる手術を控えた友人にいろんな思いを込めて贈りました」フォロワーさんのコメントより。


20位(同率順位)

【ラッシュライフ】

並行して語られる4つの物語が一つに結びつき、意外な未来へと繋がるミステリ小説。

【オー!ファーザー】

伊坂ワールド第一期を締め括る、面白さ400%の長篇小説。
「奇想天外なストーリーと流石の伏線回収で面白かったです!」フォロワーさんのコメントより。

【クジラアタマの王様】

巧みな仕掛けが張り巡らされた、ノンストップ活劇エンターテインメント!

【クリスマスを探偵と】

伊坂作品のエッセンスすべてが凝縮された、心温まる物語。かつての子どもたちへ、これからの大人たちへ。

【フィッシュストーリー】

爽快感あふれる作品集です。伊坂作品におなじみの登場人物である黒澤の活躍を楽しめます!

【モダンタイムス】

「魔王」の続編として50年後を舞台とし、作品中に「魔王」の登場人物が出てきます。


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