清野菜名さん松坂桃李さんの「耳をすませば」観てきた。とてもよかった。とても好き。

ネタバレ感想します!とても好きよ!
わたし、この映画とても好き!!
観てない人はやめといてなー。あとは、私は「ジブリのアニメ版が好きな人漫画未読」です。
そんなやつの言うことは信用ならん!ってひとはごめんね、おかえりくださいましー。耳をすませば、大好きなひとたくさんおるからね…大好きなひとおりすぎて、予測変換で二人共フルネーム出るからね…。すごい…。





じゃネタバレいきまーす!


変な人が変な人のままで幸せになれる恋愛映画、でした。
びっくりした。
途中お約束の横恋慕さんくるから、「お??若草物語か!?ジョーとローリーになるのか??それでもいい関係ではあると思うけども」って思ったりもしたが。
「恋愛の好きで君のことが好き。愛してる。遠く離れた距離もつらいし君の隣にいる!!」って決めてくるのど直球ストレートで、よかったわよー。わたし的には、花丸です。
しかも、「10年前と変わった、変わらざるをえなかったはずの夢」も諦めずに。

唯一のびっくりは月島雫にしか刺さらないと思っていた天沢聖司がサラさんにも刺さってたことかな…。
月島雫にのみパーフェクトコミュニケーションするひとかと思ってたよ天沢聖司くん…。
でも、このひと変な人なだから、面白くて癖になっちゃうなーなのかもしれんね。

私は、変なやつだし嫌なヤツのくせになんとなく愛嬌があり「幸せになりやがれ、この変人!」って感情で天沢聖司を見てるんですが(どんな愛で方)。
そのまんまで来ましたやん、天沢聖司…。
よかったね、の気持ち。

月島雫も変わってるといえば変わってるので、割れたお煎餅の片割れ同士のごとくぴったりなんでしょう。
多分、作家の先生に「これ面白くないです。なんで殺しちゃうんですか!?」って初対面でやるのは変な人の部類だ。なんとかこう、穏やかにすればよいものを…。
ただ、この月島雫の「変わってるとこ」は天沢聖司が、嫌なヤツとして目の前に現れたがゆえに「こいつには気を使わなくていい」てノリの会話に慣れて、そこから表に出せるようになった資質な気もするので、天沢聖司が羨ましいですね…。いいなーヲイ。
気になる女の子に声もかけられず、図書館で借りた本をおっかけたり先回りする男に好意的な女の子でよかったな。
私なら引くやで。お幸せになぁ!!

映画内の10年前の月島雫と天沢聖司の各場面、主に私の知ってるエピソード場面になるわけですが。「ぐう…なんでこんなアニメみたいな演出つけてんの???実写にした意味が…」ってなってたんですが、あれ、もしかして「思い出だから脚色されてる」ってことなんですかね?

ラスト付近の、10年後までの約束のとこは変に浮いて見えなかったので…。「大事にしすぎて変色してしまった思い出」だから、わざと現代の場面と質感変えてるのかなーなどと思いました。

恋愛ばっかりが人生の軸じゃないし、お互いのためにならないなら手を離す勇気を出せるひとたちが、変わったやつのまま大好きなひとのとこに走っていけるいい話でした。


あと、大人の事情で「カントリーロード」使わないのかなーってのは確かにあったんですが。
「翼をください」よかったですよ。
合唱祭で歌うのも、なんとなく私の年代だとストライクだし…。
作中で歌うとき、楽しかったわー。

カントリーロードだと、天沢聖司が帰ってこれないフラグになるからよくなかったんか??


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