2月23日ハンナリーズサイン会レポート
イベント概要
2月のバイウィークなかば、三連休初日にイオンモール桂川にて京都ハンナリーズの外国籍選手たちによるトークイベントが開催された。故Twitter(X)をやっていない私がキャッチしたのは2週間ほど前のInstagramのストーリー(ヘッダ部分に出てくる24時間限定の投稿)だ。いつもながらインスタでのイベント告知はあまり手厚くない印象で、前日にマシューが「明日はサイン会だよ」とストーリーを投稿してくれたものの、故Twitterをやっていない人間にはいささか不案内な気がする(公式の告知ありましたっけ?)。運よく情報を見逃すこともなく、彼らの話が聞けるならとブースターの友人と一緒に参加することになった。日本人選手以上に謎に包まれている外国籍選手とアジア特別枠の4人、マシュー、CD、CJ、KJ。せっかくの機会だし、私自身サイン会なるものの参加が初めてで行ってみるまでどんなもんか分からなかったので、備忘録としてここに記録しておきたい。
トークパート
トークパートの前に。今回、運営側がどう見ても準備不足なのではと感じました。。詳細は書きづらいんですが、事前に告知されていたサイン会のルールが実際始まってみればその場の流れで違うものとなり、良くも悪くもゆるいという形容がぴったり。集まった人数に対してイベントスペース自体が狭く、導線確保やトラブル時のフォロー体制が不十分で、人が入り乱れて会場は終始混乱気味だった。
ただ、そのことがイベントを台無しにしたかと言えば全くそうではない。4選手の人柄がうかがい知れるトークはめったに聞けないものだったし、サイン会での選手たちの対応も素晴らしかった。現場で申し訳ありませんと声をかけながら奔走されていた若いスタッフさんたちを心からねぎらいたい。ストレスが充満する空気の中でベストを尽くされていたと思う。次回があるなら、会場の拡充とスタッフの増員、全体のマネジメントをする人の存在が不可欠だと感じた。あと、これだけ多様なファンが集まる場なので、椅子席用意するとかの配慮はあっても良かったのかなと思います。今後の改善に期待します。
さて、本題のトークパートです。会場にあふれんばかりのファンが待ち受ける中、ハンナリーズのMCでおなじみの河合さんの軽いアイスブレイクで始まり、すぐにステージ向かって後方から選手ふたり(前半がマシューとCD、後半がCJとKJ)が歩いて登場。道すがら通路脇のファンに笑顔で応えてハイタッチしてくれたりと、すでにファンサが半端ない。ステージ前方にはキッズエリアが設けられており、目の前にしゃがみこんでいる子どもたちに向けて選手たちは満面の笑みでしきりに手をふってくれる。この時点で既にかなりかわいい。後方に控える大きなファンたちも自然とニコニコである。
前半:マシュー・CD回
5000円の買い物でサイン会のチケットと引き換えになる物販が長蛇の列で出遅れたのと、あまりの人の多さに恐れをなしたため、前半はエスカレーター吹き抜けの上階から見下ろす形で見物することにした。河合さんのお声はよく通るのだが選手や通訳さんのマイクが若干小さく、ところどころ聞き逃してしまったのは残念。取り違えなどがあればコメント待ってます!
マシューとディアロはプライベートでも仲良しコンビらしく、また二人とも子ども好きのようで、リラックスした様子でバスケキッズからの質問に優しい表情で応えていた。岡田はそろそろファンイベントにも顔出した方がいいんちゃう?おらんとこで色々言われてるで笑(そこが岡田さんらしさですよねわかります
後半:CJ・KJ回
前半終了が30分以上押したこともあり、後半まであまり余裕がないので急いで軽食とトイレ休憩を済ませ、今度はステージ前に陣取った。開始前かなり早い時間からバスケキッズたちがたくさん。前半より多いかも?質問の挙手の数から察するにおそらく子供たちにはCJ人気が高そう。分かる気がする。
ふたりとも質問をする子どもへの表情が優しいのなんの…。子どもたちにはとても良い思い出になったことと思います。他己紹介ではお互いへのコメントが終わると通訳の方越しにがっちり握手を交わすなど、仲の良さとお互いへの信頼感が伺えた。話す言葉も淀みなく思慮深さと相手への(子ども相手でも)リスペクトを感じる。若い選手が多い中、彼らふたりの果たす精神的な役割は想像以上に大きいのかもしれないと感じました。
サイン会
各回30分のトークパートが終わると壇上の選手はそのまま待機して、整理券順に並んだファンが順に登壇する形でシームレスにサイン会へ。
最後尾は100番を越えていたと思う。120くらい?「月の広場」とは名ばかりのイオンモールのエスカレーター下の吹き抜けスペースにはとても収まりきらない列が何重にも折り重なり、私は中盤の60番台で順番を待つことに。サイン会の時間設定は30分だったが、この数を時間内に捌こうと思うと一人あたりおよそ30秒くらいか。前日の夜には英語話者の選手たちに何を伝えようかといそいそChatGPTに翻訳をお願いしたりもしていたけど、喋る時間なんてほとんどなさそうだ。仕方ない、間近でサイン貰えたら十分かなぁ…などと思っていた私が甘かった。何がって、彼らのファンサの半端なさが。ひとりひとり、サインする場所を確認し、チケットを持っている人だけでなく付き添いの人にも目を合わせ言葉を交わし、握手までしてくれている!なんと写真撮影もOKみたいだ。それも終始めちゃめちゃいい笑顔…マジで!?サイン会っていつもこんな感じなんですか!?
イベント案内でも当日の張り紙でも、握手や写真撮影については何も書いてなかったと思う。だから特段禁止されていたわけではないだろうけど、ここまで優しく手厚い対応なのは選手が自発的にやってくれているということと受け取りました。ありがたいことです。日本人選手のこういうイベントには行ったことはないのですが、海外特にNBAに由来する文化なのか、外国籍の彼らがファンに優しいのか。さらに好きになるしかないやろこんなん。
結果前半も後半も予定より30分くらいオーバーしてサイン会は終了し、選手たちは来た時と同じように回りのファンとハイタッチしながらバックヤードに去って行った。老若男女本当に多様なファンが来てたけど、その場にいる誰もがみんな本当にハンナリーズの彼らとバスケが大好きなのがよく分かり、選手もファンも嬉しそうで幸せな光景だった。(できればここに運営スタッフの人たちもストレス少なくやりがいを感じて仕事を終えて頂けたら関わる人皆幸せで完璧だと思います。ほんとに大変そうだったから。)前半の最後の方にはマシューの下のお子さんが壇上に上がってお父さんにまとわりついていて(激しくかわいい)、しかもごく自然にそのままサイン会が進行していて、そこもゆるっとしたイベントならではで良かった。ゆるっと交流会もっとやりませんか?日本人選手だったらもっとずっと収集付かなくなるかもしれないけどね…
私自身はというと、何とか「応援してます」とかごにょごにょ英語でお伝えし、特に前シーズンから好きだったCJにはサインしてくれている間に「あなたは私が初めてファンになった選手です」とかなんとか言ってはみたもののちゃんと伝わったかどうか…英会話へのモチベーションがこんなに高まったことはいまだかつてないですね。せめて彼らのインタビューの内容をそのまま理解したいものです。
サインはグッズでも私物でもOKとのことなので、私はファンクラブ入会特典のシャツにお願いすることに。他の方はユニやグッズ、ポスター、自作の応援グッズ、マイボールなど思い思いのものにサインをもらっていました。ポスターとか大判の写真とか、部屋に飾れるものは良いかもなぁと思いました。サインに限らず、特典とか限定品とかモノに対する執着が薄い方で、選手のサインもそこまでどうしても欲しくはないかなと思っていましたが、たとえ1分程度でも目の前で選手と1対1でやりとりできた時間は忘れたくない素敵な記憶になりました。サイン入りのシャツ、大切にします。
まとめ
いやー楽しかったです。冒頭でも書きましたが、普段なかなか人となりが伝わってこない選手たちの言葉を直接聞けるのは貴重な機会でした。試合中の張り詰めた雰囲気とは違う、おおらかだったりフレンドリーだったり意外と雄弁だったり、少しの時間ですが皆さんの人柄を知れて嬉しかったですし、一層応援したいと思いました。まずは今シーズン残り20試合ですが、できるだけ長く健康に彼らがプレーするところを見ていたいです。もちろんそれが京都ならなおさら最高です。
今回質問パートで挙手したのはたくさん集まった子どもたちで、大人は自然と遠慮するような感じでした。子どもの忖度なしの素直な質問と、選手とのやりとりはとても楽しくかわいらしかったですが、もし機会があれば”質問コーナー大人バージョン”があったら嬉しいです。めちゃくちゃ挙手して質問したかったの我慢してたのよ。素晴らしいキャリアがある皆が京都でのシーズンにどんな面白さを見出しているのかとか、チーム内での役割とか、今後どういう選手になっていきたいかとか、試合前のアップのとき何考えるかとか、勝てなかった時期にどういうメンタルで居たのかとか、勝敗以外の部分でプロ選手でいることの価値とか、岡田だけじゃなく日本人の若手たちに対して思ってることとか。ハンナリーズの広報部は後生ですから早くロングインタビューしてください、シーズンが終わる前に!手が足りないなら私にやらせてくれ!!手弁当でいますぐ馳せ参じるから笑
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