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最近の記事

サーチファンドにおける業界分析の " 4 + 1 フレームワーク" (Pacific Lake Partners)

サーチファンド業界のパイオニア Pacific Lake Partners (2019年には4号ファンド $175M を調達) がHP内にリソースとして紹介している業界分析手法の " 4 + 1 フレームワーク" について紹介します。元記事はこちら。 冒頭の部分から紹介していきます。 We believe that a thesis-driven, industry-focused search not only increases your probability of

    • VC (Venture Capital) と サーチファンドの違い - ゼロイチ起業 or 買収による起業

      海外の記事で "Starting from Scratch or Entrepreneurship Through Acquisition?" というものがあり、面白かったので一部訳してみました。 サーチファンド (Search Fund) のモデルについて、海外の記事を見ると Entrepreneurship Through Acquisition (ETA) として一般的に語られていることが多いです。Entrepreneurship Through Acquisitio

      • サーチファンドへの投資家を集める際のポイント

        これまでと同じく Stanford GSB の Search Fund Primer に、投資家を集める際のポイントが記載されていましたので、メモがてら翻訳してみました。 投資家の分類手法(の一つのパターン) i) サーチャーを個人的に知っているが、サーチファンドについては知らない人 ii) サーチファンドについては知っているが、サーチャーのことは知らない人 iii) サーチャーのこともサーチファンドのことも知っている人 iv) サーチャーのこともサーチファンドのことも知ら

        • サーチファンドにおける買収企業を絞り込むための手法

          一般的なサーチファンドのプロセスにおいて、サーチャーは2年間の期間をかけて、買収対象となる企業を探しますが、そのためには事前に業界やどのような企業を買収するのかの基準を決めることになります。この基準として一般的に使われるものについて、A Primer On Search Fund (Stanford GSB) に記載があったのでまとめてみました。 当然全てを満たすことは難しい、という前提は書かれていますが、以下が記載されています。 望ましい業界の基準 ・Fragmente

        サーチファンドにおける業界分析の " 4 + 1 フレームワーク" (Pacific Lake Partners)

          サーチファンドは1人でやるべきか、2人でやるべきか

          前回(サーチファンド起業家に共通する性格や特徴)に続いて、また A Primer On Search Fund (Stanford GSB) より、サーチファンドを1人でやるか2人でやるかの論点が紹介されていたので翻訳しました。 Should I Have A Partner? (パートナーを持つべきか) ・パートナを持つべきかは非常にパーソナルな選択である ・一般的に、買収先の持ち株比率について、1人でのサーチャーの場合20-25%が持ち分となり、2人の場合は合計して25

          サーチファンドは1人でやるべきか、2人でやるべきか

          サーチファンド起業家に共通する性格や特徴

          サーチファンドについての文献である A Primer On Search Fund (Stanford GSB) を読んでいて、サーチファンド起業家に共通した性格や特徴について紹介されていたので翻訳してみました。 Attention to Detail (細部へのこだわり) 買収対象となる企業を探すには、構造的なアプローチとその分野への徹底的な集中が求めらる。また、一度買収が成立すると、長期にわたってその企業のビジネスをリードする必要がある。ビジネスを変化させるときには、細

          サーチファンド起業家に共通する性格や特徴