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浮いたり沈んだりしよう。7月を泳ごう

不安だ。気がかりなことがある。それは、いずれ訪れる困難であったり、ただ待つしかない結果であったり、悪しきことが確定している明日だったりするのだけど、すべからく将来のことだ。
今この瞬間のことではない。よって、今この瞬間を不安がって過ごすのは非合理的で、旨みがない。

まぁしかし、不安というのはやってくるのだからしょうがない。逃れようのない時もある。今後のためにも心の不安を解消する術を色々身につけておきたいが。

幸いにして、どうせまた元気に歩き出せるようになるということも分かっている。ご飯を食べて、身体も温まれば(あとよく寝れば)考え方だって前向きになるし、明日を明るくするアイデアも少しは浮かぶし、「積極」「意欲」「挑戦」と愉快な三兄弟(三姉妹?)がやってくるし、えいやっと困難に身を投じる覚悟も湧いてくるだろう。こうなればボーナスタイム突入だ。
厄介ごとはこのボーナスタイムに片づけると上手くいきやすい。

困難に身を投じる覚悟…。普通に生きててそんなの要求されないよな?とお思いかも知れない。僕は平々凡々のうのうと生きているが、大それたことじゃなく、それでも色々あるでしょう。毎日毎日。
困難に身を投じるのは、暗くて冷たい夜の海を泳いで渡るような心境だと僕は思う。
そしてそれをほぼ毎日やっているのだから世間の人々は凄い。日々決断疲れというやつで、ゼェゼェ息を切っているのではないだろうか。そうでないとしたら貴方は凄い。僕はそう言いたい。貴方は立派だ、とても。
意志力を使い、精神に負荷を背負い込んで人は活動する。疲れる。
なんだか慢性的に心配事があり、常にタスクに追われている状態が当たり前になってしまっている。

聞いたことがある。腹が減ってる時や、暇な時に悩むべきでないという。だけどそういう時間は必ずどこかでやってきて、せめて心くらいはいつも自分の味方でいてくれればいいのに、悪い想像というのはいくらでも出来てしまうものだ。
いっそ積み上げた積み木をガシャーンと崩す様に、全部曖昧にして無かったことにして、新しい自分をリロードしてやっていければと倒錯的な気分になったりするが、まぁそうも行かない。

だからやっぱり、自分だけは自分を甘やかして、大事に大事にしてあげた方がいいんだろうな。例えばサブスクに色々契約したりさ、気になった漫画は片端から集めたり。そうすりゃあ少しは時間も潰れて、悩む間も無くご飯の時間になるだろう。まったく。

しょうがない。どうせ今、僕は一人だ。最近友人との交流も一時的にだが、絶った。せっかく一人になれたんだ。僕が世界の代表だ。誰も異を唱える人はいない。ならば。
僕のやれる範囲で、僕らしく、僕にしか出来ないやり方で昇ったり沈んだりしよう。上手くいったりいかなかったりしよう。怒ったり感謝したりしよう。


7月を生きよう。