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ケンドーコバヤシ流の「ストレス対処術」と体から「無意識に危険信号」が出るほど多忙だった過去

2024年3月2日放送のFM OSAKAの番組『TENGA presents Midnight World Cafe~TENGA 茶屋~』で、関西から上京してきて活動休止、あるいは解散を選んでしまう芸人が多いことに話題が及んでいた。

ケンドーコバヤシはそこで、自分は東京での生活についても「全然平気やけどな」と発言し、そこから病んでしまうタレントの傾向について次のように語っていた(*1)。

「『仕事に繋がるかも』とか、『これ、仕事もらえるかもしれん』とかいう、そんな気持ちでプライベートの時間使ったら、それは狂うよ」

「休んでないやん、脳みそが。…だから、俺のやっぱり性感マッサージとか別に仕事繋がらへんやん、絶対に」

SNSで自らのプライベートですら切り売りし、本来は密かに楽しむ「趣味」ですらそれをきっかけとして仕事へ繋げようと貪欲なタレントが多い中、それではオン・オフの切り替えができず、休むことすらできないのではないか、とケンドーコバヤシは指摘していたように思う。

こうしたストレスへの対処、ストレスコーピングについて意識することは、以下のようなケンドーコバヤシの多忙すぎる生活がきっかけではないかと思われる。

多忙すぎた上京直前

2008年頃、ケンドーコバヤシは上京する直前「300日ホテル暮らしやってん、東京で」という生活だったという(*2)。

また、仕事自体も多忙でフジテレビ金曜深夜の生放送番組『キャンパスナイトフジ』に加えて翌朝の『めざましどようびメガ』にも出演するような状態であった。そこへ加え、ドラマ『BOSS』撮影も始まることになる。

ドラマ撮影で長時間を押さえられる中、それだけでなく増え始めたレギュラー番組出演やロケもこなさなければならず、結果「5日間で12回飛行機乗ってたりしてた」という生活だったという。こうした生活を続けていく中で、次のような体の異変が起きることになる。

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