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寝る前に浮かんだこと

昨夜、寝る前に言葉が浮かんだけど、メモを取るのも面倒なので、何度か頭の中でフレーズを唱えてから寝ました、関仁 です。

そして先ほど思い出しました。
忘れないうちに、そのフレーズを。

本当のことがしたい。
本当イコール真実、というよりは、本当イコール誠実 。

どうして寝入る寸前に、頭によぎったかは分かりません。
ただ、ふと、
「次の仕事をするにしても、本当のことがしたい。」
と思ったことがきっかけで、そこからブワッと思考が巡り始めました。

「本当のことがしたい。」って読んでいる本からの影響だな。
(田舎のパン屋さんのエッセイで、酒種パンを扱うお店で、それまでの経緯や発酵、地域の小さな経済について書かれていて、注目すべき点はあちらこちらにあるような本です)
他にも注目点はあるし、心に残るフレーズもあった気がするけど、
「本当のことがしたい。」
この言葉だけ、思い返される。。。
私も、次の仕事をやるにしても本当のことがしたい。
でも、本当のことって何?
田舎で暮らすこと?
人間の根幹である食にまつわる仕事をしたいの?
それとも、農業?
お金の巡りを1次生産者にも還元する仕組みの中に入りたいの?
筆者のどこに、本当の姿を見たの?
そう思った時、

「嗚呼、誠実さだ。」 と唐突に感じました。

筆者は、パン作りにおける人的資本のあり方や天然酵母菌の実態に疑問を呈していました。
自らの舌で、発酵に使う菌(カビ)を確かめてました。
(5色くらいのカビの集まりを1つ1つ舌に乗っけて確かめたのです。その時の筆者の表現を読んで、感覚を自身にトレースしてしまい、うがいをしたくなったのを覚えています。)
パンの素材となる野菜などを地元の生産者から適正な価格で、仕入れていました。
経営が困難でも、単純に安売りするわけでなく、自分の考えるパン屋のポリシーを大切にして。
お客さまに、最高で本物のパンを食べてもらうために、試行錯誤を続けていました。

そんな姿がフラッシュバックのように思い返されて、一瞬にして収束され、ボトルネックから落っこちた雫が、
「あの人は、あるゆることに誠実なんだ。」
ということでした。



次に挑戦したい仕事として、最近はWeb関連の仕事を探しています。
WebデザインやWebマーケティングでした。
Webの中の仕事なら、最終的には住む場所の選択肢が増えそうだと思ったことと、此処に住み着きたいと思った土地の人に仕事として役に立てそう。と思ったからです。

でも、就職サイトや募集要項で出会った知らない単語を調べているうちに、浮かんで来た感情があります。
それは、学生の頃、環境経済学や統計学の研究をしている時に、たまに感じていた「これって、いくらでも偽れそう。どんな立場にもなれて、色んな角度から主張できそう。」というものです。
実際は、そんなことは無いのでしょうけど、私の至らない頭では統計結果の解釈に疑問を抱くこともしばしばあったのです。
そんなときに、湧いていた感情がようやく言葉になりました。
「本当のことを言っているのか? 誠実さを欠いていないか?」
そんなことを言いたかったのだと思います。

そして今、志望している仕事は、購買データやWebの閲覧データなど様々なビッグデータを統合的に扱い、新しいマーケティング戦略を考え、クライアントさまに提案する。デザイン職にしても、より効果的に伝わるよう、購買意欲を高められるようサイトやシステムを構築する。
どちらにしてもコンサルタントのような側面も強く、こちらの利潤を上げることを一番に考えた時、そんなノルマやインセンティブを目の前にぶら下げられた時、私は、WebやITに精通していないであろう依頼者のクライアントさまに誠実で在り続けられるであろうか。
そんなことを思ってしまっていたのだと気付きました。
今から行きたいと思って調べ始めた業界に対して失礼だし、ウキウキ感が薄れるから言葉になることを恐れて喉元で留まっていたんだと思います。

まあ、自分がしっかりしていればいいんじゃん。って話かもしれないんですが、「全てが自分の体内から溢れて行って目の前の現実が創られる。今を打開するには、自分をコントロールすればどうにかなる。」という考えを悉(ことごと)く打ち砕かれたのです、前職で居た土地で。
私は周りの環境や土地の影響すら受けてしまい、「住めば都」にできない土地もあることを痛感したのです。

昨日、職探しをしていたときに、企業理念や事業内容に目が行くなー、とは感じてました。
それまでもしっかり読んでいたんですけど、それらの文章が横たわる行間だけ余白が多いような気さえしてました。
その感覚の意味も納得できました。


こんな思いの丈を綴ったら、企業さまとの面接のときに、note で日記を書いてます。なんて、とても言えなくなりますけど、
大切な心情だと思ったので、ここに記しておきます。


2022/9/12
せきひと

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