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久しぶりのガス栓修理

プロフィールにも書きましたが、あと2か月もしないで現職を辞めます。

今日は、2年ぶりくらいにガス栓を修理しました。修理と言っても、ガス栓のつまみをドライバーで外し、中のコマを取り出し、綺麗にして専用の油を塗って、元通りに戻すというだけです。もっと言えば、グリスという油を塗り直すだけ!

ただ入社当初はこれが中々、覚えられず苦労していました。ついでに私は手先が器用ではなく、プラモデル作成ではパーツを枠から切り離す際に、誤ってパーツを切断し、プラモデルを未完成で終わらすような人間です。←

もう一つ、苦労した要因を挙げるとすれば、初期のころは訪問するお宅のガス栓の種類が毎度違っていて、その度に思考停止し、やれどもやれども出来ないという苦手意識がまとわりつくようになったのかもしれません。

今日は台所にあるコンロ用のガス栓で、特に考えることなく分解に取り掛かっていました。もうあまり触ることのない代物で、会社を離れれば資格がなくなるため分解が許されない代物。そう思っていたからか気付いたらドライバーとスナップリングプライヤーを工具箱から出していました。

「この仕事を一生、続けていくために必ず覚えなくてはならない。ミスをしてはならない。」と強く思っているせいで、肩に力が入りすぎていたのかもしれないな。と、ガス栓のコマを取り出しながら、ふと思いました。

ちなみに、私史上、最速の修理タイムでした。出来上がったときには、初心の頃に感じていたのと同じような嬉しさがありました。

この技術が、今後の人生に活かされることは多分ないと思う。

でも、この経験は、今後の人生に活かされるし、活かして生きたいと思う。

久々に、心、動かされる出来事があったので、ここに記しました。

皆さんも、「家のガス栓が固くて回らない」、「ガス器具の周りに来ると使ってもないのにガス臭いような気がする」という時は、すぐに契約しているガス会社に連絡して下さい。託送業者と一般小売事業者が別の場合は、多少、時間がかかることもあると思いますが、兎にも角にも、検針票や払込票に書いてあるガス会社に電話してみて下さい。

そして私のような小童が来て、あくせくしているようなら、温かく見守ってもらえたらと思います。ガス栓の修理中は、たいていガスメーターの左側にある大元のガス栓でガスを止めた状態にしてあるので、特に危ないってこともありません。時間が許すなら、ガス栓にひたむきに向き合う若造を遠くから応援して下さい。m(_ _)m

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