石英

農業資材メーカーの営業として千葉県全域を走りまくる20代。書評・サッカーをメインに雑談…

石英

農業資材メーカーの営業として千葉県全域を走りまくる20代。書評・サッカーをメインに雑談を・・・。

最近の記事

堂垣内碧の言葉に想うこと。

「私たちはアイドルじゃなくなっても生きていかなくちゃならないんだよ」。 朝井リョウの『武道館』の中に登場するアイドルグループ「NEXT YOU」のエース堂垣内碧の言葉です。この言葉は今の地下アイドル業界、いやアイドル業界の現状を表すものであると感じます。 70 年代にアイドルというものが生み出され、80 年代にはアイドルというものが世間に大きな影響を与えていました。そして現在は「街中で石を投げればアイドルに当たる」と言われるほど、アイドルが増えました。 昔のアイドルは主に

    • とんでもない美容院との遭遇

      「一生のうちに3回引っ越しをする」。とある広告で女優が語っていた言葉です。ちなみに私は千葉→横浜→千葉→名古屋→豊橋→千葉と計5回引っ越しをしています。引っ越しをするといつも困るのが美容院です。髪が伸びるのが早い私は、月1回美容院に行くので、かなり重要です。美容院はピンキリですから、選ぶのも一苦労です。今回は横浜時代に行った最悪な美容院について語りましょうか。 千葉県から横浜市に引っ越した私は、美容院難民でした。横浜市は日本有数の大都市でもあり、美容院の数も桁違いです。良さ

      • 私の落語持ちネタ

        自宅の部屋を整理していたら、一冊のノートが出てきました。中身を確認してみると、落語のネタ帳でした。私は大学時代に落語研究会に所属しており、その際に自分の持ちネタを書いていたノートが紛れ込んでいたのでしょう。今回は私の持ちネタで思い入れのある話についてつらつらと書いていきましょう。 ①そろぞろ  門前町のとある茶屋のおじいさんは貧しい生活をしています。売り物は売れ残った草鞋が1足あるくらい。商売繫盛を祈るためにお稲荷様へ向かいます。真面目な性格であったおじいさんを思って神様

        • コンカフェに行った話②

          先日コンカフェに行き、1,500円のドリンクをテーブルに付いてくれた女の子に御馳走する作戦が失敗し大金を使った私。第二の作戦を実行するために、再度秋葉原へ繰り出します。前回同様437号線を歩いて良い店を探していると、前回行ったコンカフェの江口に出会いました。リベンジマッチなら同じ店がいいだろうと思い、江口の店に向かいます。 私のことを覚えていた江口は前回のことを話しながら、メニューの説明をしてくれました。今回は1,500円のドリンクではなく、最初から1万円のシャンパンを入れ

        堂垣内碧の言葉に想うこと。

          コンカフェに行った話①

          東京で一番好きな場所はと聞かれたら、秋葉原と答えるでしょう。大学時代、長期インターンで通っていたこともあり、馴染みのある街ですし、アイドルオタク時代は足繫く通いました。頻繁に秋葉原に来ているにも関わらず、行ったことがない場所がありました。それはコンカフェです。なかなか行く機会がありませんでしたが、少し前にコンカフェに行きました。その時の話をしましょう。 そもそもコンカフェとは何か?コンカフェはコンセプトカフェの略で、何らかのコンセプトを基にして、女の子が接客するという業務形

          コンカフェに行った話①

          会社への違和感。

          某農業資材・農業用ハウスメーカーの営業として千葉県内を飛び回っている私にも決断の時期が迫っているように感じます。新卒で現在の会社に入社し、半年間は本社や本社周辺の営業所での研修を経て、千葉県に赴任しました。こちらに来てがむしゃらに駆け回る日々も4年以上が経ち、ここ1年くらいで自分の中に大きな違和感が現れてきました。どのような違和感なのかつらつらと記していきましょう。 ①労働時間の長さ 千葉県全域が営業範囲になるので、遠いエリアだと自宅から片道2時間以上がザラです。通勤だけ

          会社への違和感。

          2024年はこれをしたい!

          2024年がスタートしました。今年は「人生を変える年」にしたいですね。 人生を変えるための目標を立てましたので、ここで発表します。発表することによって、達成せざるを得なくなりますのでね。(笑) ①読書 60冊以上完読する   ・月5冊(週1冊計算)×12か月=60冊   ・全体の80%(45冊)をInstagramにレビューを投稿する   ・月1回 noteにてビジネス本のまとめ記事を投稿する ②note投稿を継続して行う   ・(週1×4週)×12か月=48冊   ・記

          2024年はこれをしたい!

          ふるさとを考える〜はらだみずき「海が見える家」シリーズを読んで〜

          はらだみずきさんの人気シリーズ「海が見える家」が完結しました。この作品を通じて、「ふるさと」とは何かを考えてみました。 この作品の舞台でもある南房総市在住の知り合いがとあることで悩んでいました。サッカー選手を本気で目指している中学生の息子の進学先でした。彼は本気でサッカー選手を目指しており、強豪校への進学を考えています。千葉県はサッカー強豪県といえど、南房総市には強豪校はありません。家を出て下宿をするか夢を断念するかという中学生にとっては酷な判断をしなければなりません。下宿

          ふるさとを考える〜はらだみずき「海が見える家」シリーズを読んで〜

          某地下アイドルとの出会い⑦

          推しのグループのメンバーの卒業後、一人残されたリーダーの赤はとある発表をします。事務所を設立し、代表CEOに就任。表舞台から退き、新たなグループの立ち上げやグループの運営に回ることになります。鳴かず飛ばずだったグループのリーダーが新規ユニットの立ち上げ・運営を行うことは大丈夫なのかと疑問に思いましたが、温かく見守ることにしました。 そして新しいグループの設立が発表されました。メンバーは5人。そのメンバーの中に見覚えのある子が居ました。それは推しのグループのオリジナルメンバー

          某地下アイドルとの出会い⑦

          失いかけていた「悔しさ」ー2023年J1昇格プレーオフ準決勝VS.東京ヴェルディ-

          2023年11月26日17時。試合終了のホイッスルが鳴り響き、緑の集団が歓喜の声を上げる一方で、黄色い集団は静寂に包まれました。「J1昇格」というJ2に属するならどのチームも目指すものが目の前でまたしても味の素スタジアムで奪われました。私自身現地にて観戦をしていましたが、試合終了と共に浮かんできた想いは「悔しさ」でした。 試合終了とともに胸の奥から沸々と湧いていた「悔しい」という気持ちを感じたとき、やっとここに戻って来れたのだなと痛感しました。私たちサポーターはここ近年のチ

          失いかけていた「悔しさ」ー2023年J1昇格プレーオフ準決勝VS.東京ヴェルディ-

          某地下アイドルとの出会い⑥

          推しのグループはなぜここまでファンが増えないのでしょうか。前の章で「本人たちの努力不足」が原因ではないかと述べていますし、それが要因の一つになっていることは否定できません。ですが、もう一つ重要な要因を見逃していました。それは「参加するライブ」です。 地下アイドルがライブに参加するには、事務所やメンバーがライブの主催者とのコネクションがなければなりません。推しのグループはリーダーの赤がとある主催者と繋がりがありました。しかしその主催者くらいしか繋がりがある人がいなかったため、

          某地下アイドルとの出会い⑥

          某地下アイドルとの出会い⑤

          推しグループのTwitterが更新されました。通常通り紫は休みです。新メンバーを加入させ、4人になったはずが、デビューライブだけ4人でそれ以降は3人での活動を余儀なくされます。3人での活動も険しい道のりで、ファンは全く増えません。見ている私から見てもつらいですが、パフォーマンスをしている本人たちが何百倍も辛いでしょう。 さらに追い打ちをかける事態が発生します。ピンクもライブを休むようになったのです。新メンバーとして加入した2人が数か月も経たずに実質的な活動休止。リーダーであ

          某地下アイドルとの出会い⑤

          某地下アイドルとの出会い④

          メンバー増員のため、グループ自体が活動休止をしている間、様々なアイドルのライブを見に行くことにしました。特に印象に残っているのは「生ハムと焼うどん」でした。曲の合間に繰り広げられる爆笑を誘う「寸劇」、会場全体が一体となる演技は圧巻の一言です。 パフォーマンスは最高ですが、彼女たちのライブ集客の為に手段を選ばない行動にも心を動かされました。「ワンマンライブ宣伝用のグッズを作成し、ファンにライブで着させる」「宣伝のためオタク100人と渋谷・原宿を行脚する」・・・賛否は分かれます

          某地下アイドルとの出会い④

          某地下アイドルとの出会い③

          閑古鳥が鳴くライブからの帰宅途中、グループのTwitterが更新されました。更新された内容を見て驚きました。 「緑が○○日のライブをもって卒業いたします」 低迷を極める中、緑の存在を一筋の光として考えていた私は、ものすごいショックを受けました。しかも緑の卒業ライブは私の通っていた大学の文化祭と日程が被ってしまい、行くことは出来ません。 卒業ライブの日。案の定私は現地には行けず、メンバーのSNS更新を待つしかありませんでした。ライブが終わって数時間後にメンバーのTwitter

          某地下アイドルとの出会い③

          黒田剛ゼルビアが日本サッカーにもたらすものとは。【FC町田ゼルビアJ2優勝を祝して】

          2023年のJ2は昇格争いが佳境に入り、ここ数年で一番の盛り上がりを見せています。エスパルス・ジュビロ2強と思われたJ2リーグに混沌を巻き起こし、さらなる盛り上がりを与えたのはやはり優勝チームであるFC町田ゼルビアでしょう。FC町田ゼルビアの昇格は今後の日本サッカー界に大きな影響を与えると私は確信しています。 FC町田ゼルビアは2023年シーズンより黒田剛を監督に招聘しました。サッカー好きなら認知度が高いとは思いますが、高校サッカーの強豪青森山田高校で長年監督として指揮を執

          黒田剛ゼルビアが日本サッカーにもたらすものとは。【FC町田ゼルビアJ2優勝を祝して】

          人生の恩師「ゆず」

          私は現在千葉県に住んでいますが、一時期横浜市磯子区に住んでいた時期がありました。磯子区は横浜市の都心部から電車で15分くらいの位置にあり、住宅街が広がるエリアです。磯子と聞くとある界隈は盛り上がるでしょう。日本を代表するフォークデュオ「ゆず」の出身地なのです。磯子区に住んでいた私は幼少期に「ゆず」に人生を変えてもらいました。ゆずの話をしましょう。 私が小学校6年生の時に、実家の建て替えを行いました。築80年以上が経過し、家として使用することに限界が来ていたことに加えて、私た

          人生の恩師「ゆず」