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地域✖️専門職の会を科学する。

総合事業が始まり専門職が地域へ出向き、健康づくり、介護予防を行う機会が増えてきた。これまで病院、施設、事業所等から出て住民に向けた活動をすることがなかった専門職も、経験を生かしながらアプローチする力量が問われてきている。

これは、病院で医師の指示のもと患者さんの症状の回復に向き合うことと性格が違い、環境、参加者、場の雰囲気、他のメニューとの組み合わせ等を考慮しながら、且つ、集団に対しての予防啓発、健康増進をしていくことで、知識とともに意識づくりに重きを置いた展開が必要となる。

研修会では、過日行われた”住民と専門職の在宅医療・ケアの交流会”を事例に進め方を検討した。

その日の模様(上の写真3枚)を説明しながら、展開を分析し、ポイントを整理。
・住民だけの会、専門職だけの会、住民と専門職の会ほか、ポテンシャルに相応しいバランスをイメージする。
・その日の状況(会場、参加者、配布資料等)を読み取る。
・ドライブの仕方(起承転結)
・ゴールをぶらさない。
・何より、楽しく話が弾む時間である。

映画づくりの絵コンテのようにフレームワークし、キーワードを添えていく。

解説後、少し時間をとり、各々”自分らしいシナリオづくり'を行なってみた。

近年、カフェ形式で地域と専門職の企画が各地で行われているが、マンパワー依存傾向にあり、地域機能としての場、機会までまだ届いていない。では、どのようにすれば仕組みができるのか。一人ひとりの行動につなげるには。
イベントを繰り返すことで疲弊して、やめてしまっては何にもならない。

このあたりを含め、ぶれない運営が肝要である。そして、続けることで、やがては事業を越えて地域の文化となる。

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