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看板をつなげる

ヘルスコミュニティ グクルは14シーズン目に入る。
健康で豊かな人生に向けて、地域・元気・コミュニケーションをキーワードに場づくりのチャレンジを続けてきた。
当初、受益者負担の健康づくりシステムはなかなか理解されず、まずは来ていただくことからと、多くのトークライブ、講演会、ラジオ番組、新聞連載等、イベントとメディアからのアプローチを行った。
健康へ直結する食の提案として、カフェ、弁当づくりも工夫しながら行って、固定したお客様もついてきた。
しかし、本来の健康づくりへのアプローチがぼやけてしまい、"場所は知れどもよくわからない"といった状況が続いた。
その後、シンプルな活動に修正し、場の育成から多様性ある健康づくりチームへと変わり、個人の方、団体、企業の方への寄り添いを重視したスタイルに変え、現在に至っている。
健康づくりを入口に、人に寄り添う、地域に寄り添う、そして時代に寄り添う形態。
中間的役割の組織が、一つのテーマを基軸に地域で続けていくことは、簡単なことではなかった。
その中で、固執せず、楽しむことができるか。十人いれば十人の方法がある。全て正解。
寄り添いつづけていくには、内容、手法、世代意識を理解し、変化していかなけれはならない。
10年前のアプローチはもはや古典的なものになる。
とはいえ、哲学がぶれると人は離れていく。
看板がつながることは、次の世代が新たなアプローチを創ること。
先を歩いた者は、"寄り添い"の寄り添いをすることに徹する。

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