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けんこう屋12〜うつ傾向の人と

けんこう屋の常連さんに、うつ傾向の30代の女性Gさんがいらっしゃいます。いつも外から中をのぞいて、人がいなければ入って来られます。

心療内科のような専門的な声かけはできませんが、日々の表情、出ているサインを感じながら白湯を一緒に飲んだりします。

「おかえり」と、挨拶の後は特に話すことはせずに、Gさんが口を開くまでニコニコしています。その中で少しずつ変化を感じています。

偶然、共通の話ができる人が来られた時も、あえて話を振らず、自分で加われるように何にもしません。もちろん、後で「あの人、楽しいね」と話ますが。

Gさんから拒食症だったことや、診てもらっている医療機関を聞いたくらいの情報しかありませんが、過剰な反応をしないほうが居心地が良さそうです。

専門資格があっても前に出すことはなく、ニコニコと様子を見ていることで、けんこう屋は良いのではないかと思います。

そのうち、人がいっぱ居ても入って来られるようになるのではないでしょうか。

※けんこう屋は、筆者がこれまで関わらせていただいたカフェ、ホテル、保健福祉センター、シニアレジデンス、ヘルスコミュニティ、お話会、スポーツクラブなどの場づくりで出会った様子をまとめて描いた、コーヒーの香りがする元気なサロンです。

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