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専門職の主体性が問われる時代

各地を歩いていて、専門職の主体性が問われる時代となってきたように感じる。

地域包括ケアシステムは、医療、福祉の在宅ケアを進め、病院は退院を促進し、病床を削減していく。予防を中心とする総合事業の展開は、住民の自助・互助の概念により費用をかけない方法が推進されている。また、AIの導入により専門職の働き方は大きく変わる。とりわけ、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、管理栄養士、薬剤師、ケアマネージャーの働く場所は少なくなり、ワークスタイルは変わっていく。

統計では、2043年に高齢者数はピークとなり、その後は全世代に渡り人口減少がはじまる。
20数年後、すぐである。現在、20-30歳代の専門職、あるいはこれから専門職を目指そうとしている学生は、仮に今の職場環境が維持されたとしても40-50歳代の頃には自ずと働き方を変えざるおえなくなる。

考えられることは、知識、技術の習得により、スペシャリストとして活路を見出していくことか、健康づくり、介護予防等の幅広い視点を持った活動を進めていくか二つに分かれていく。
いずれにしても大切なのはコミュニケーション力であり、地域に寄り添ったスタンスである。

専門職✖️地域。患者さん、住民さんあっての仕事。しっかり見据えながらトライしていくことで、活かし生かされる自分スタイルができていく。今の世代が行動することは、次の世代の専門職の未来を創ることにつながる。地域の方々の声は、専門職の道標である。

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