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いい表情してますね〜。お地蔵さんの絵額があるお堂 〜地蔵堂 

田舎の山の奥ではこういった絡ませ方をする堂を見たことはありますが、住宅地でここまでとはなかなかの異世界感。

大きい鈴が目立ちますね。

お堂の詳細を調べてもあまり詳しくは出てこないようです。わかるのは「地蔵堂」という名称くらい。

お地蔵さんが祀られているのでしょう。

お堂の左上にある絵です。昭和14年奉納のもの。

「東京浅草区田町 吉澤」と奉納者の名前が見えます。
「奉納」の字は篆書で書かれています。江戸時代っぽい書き振りです。

お地蔵さんの表情に何か惹かれます。天から舞い降りる図でしょうか。

絵の右側には前年に奉納された額あります。絵も書も「吉澤一郎」さんのでしょう。
『登高記』を書いた方と同じ名前ですが、まぁ、同姓同名でしょう。

なんとも不思議な魅力のある字です。

ありがたや はとり□しやうの ろくじぞう たすけたまえや みだのぐうどい

と書かれているようですが、イマイチ意味が取り難いです。

この絵と書を見ているうち、何か助けを請う為に吉澤さんはこのお堂を建てて奉納したのではないかと思えてきました。

不思議な魅力のあるお堂を参拝したお話でした。

アクセス
〒340-0017 埼玉県草加市吉町4丁目5−32

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