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マイ・フェイバリット・ソングス 第37回~ベン・フォールズ・ファイヴ

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『Ben Folds Five』(1995年)

ベン・フォールズ・ファイヴ大好きなんですよね。ピアノ・ドラム・ベースによるスリーピースのバンド。(バンド名にファイヴと入っていますが3人組です) ロックには珍しくギターレスで、パーカッシヴなピアノが主体となっています。前例のないタイプなので当時は「ビリー・ジョエルのパンクアレンジ」とか「ニルヴァーナ・ミーツ・エルトンジョン」とか色々な表現で紹介されていましたが、オリジナリティの高い美しいメロディと人を食ったような緩いハーモニーが特徴的です。このデビューアルバムは本国アメリカではあまりヒットしなかったものの、日本では30万枚ものセールスとなりました。まずはキャッチーなシングル「Underground」が耳をとらえると思いますが、僕のイチオシはなんといっても「Philosophy」ですね。印象的なピアノのイントロから次々美しいメロディが展開されていく最高の一曲です。「Alice Childress」「Sports &Wine」も好き。


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『Whatever and Ever Amen』(1997年)

2nd. 全米42位でベン・フォールズ・ファイヴとしては最も売れたアルバムですね。シングルでも「Battle of Who Could Care Less」「Kate」「Brick」がスマッシュヒットとなっています。このアルバムはまずオープニングの「One Angry Dwarf and 200 Solemn Faces」に圧倒されますね。なんてカッコいい曲だろう。特に僕は間奏のピアノにシビれます。なぜこの曲をシングルカットしなかったんでしょうか。BF5の曲は世界に向けて中指を立ててる感じがあるけれど、メロディセンスの良さと演奏の巧みさで決して下品にならないんですよね。他に「Smoke」も大好きです。「Cigarette」も美しい小曲。日本盤はボーナストラックとして「Song For The Dumped」を日本語で歌う「金を返せ」が入っています。(この日本語版はちょっといただけないかなあ。ファンの多い日本へのサービスだと思いますが・・・・。) ちなみにこの写真のジャケットは日本盤初回生産分限定の特別ジャケットですが、オリジナルよりこちらの方がはるかにカッコいいと思います。このジャケットで入手できて良かった。


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『Naked Baby Photos』(1998年)

未発表テイク集。前二作のアウトテイクや既発表曲のライブバージョンなどが収録されています。オリジナル2枚しか出してないのにアウトテイク集をリリースする意図がよく分かりませんが・・・。「Jackson Cannery」のオリジナルver.とか「Philosophy」のライブver.とか聴きどころもありますが、全体的にごちゃごちゃして正直これはあまり聴いていません。それにしてもこのジャケットもう少しなんとかならなかったのかなあ。ブルゾンちえみ with B かよっていう。


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『The Unauthorized Biography of Reinhold Messner』(1999年)

3rd. 落ち着きのあるJazzyな楽曲群で、ストリングスやホーンセクションを取り入れたゴージャスなサウンドになっています。デビューの頃タテノリだった彼らはここではヨコノリになっていて、ベンもピアノを叩くような弾き方はあまりしていません。大人向けの美しいアルバム。軸となる曲はやはり「Army」でしょうか。僕は「Narcolepsy」「Mess」「Magic」が特に好き。「Don’t Change Your Plans」はクイーンの「Killer Queen」を彷彿とさせる楽しい曲ですね。あとベンの父親が吹き込んだ留守電メッセージをそのまま収録した「Your Most Valuable Possession」も聴きどころ。(こんな留守電入ってたらちょっと怖いですよね・・・。)このアルバムをもってBF5は円満に解散となります。BF5が活動していた4年間は、ちょうど僕が大学を卒業して塾講師をしていた時期でした。だからその頃の記憶と密接に結びついていて、聴くたびに鮮明に思い出されます。僕にとっては第二の青春のサウンドトラックみたいな楽曲群なんですよね。


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『The Sound Of The Life Of The Mind』(2012年)

13年ぶりに再結成してリリースされたオリジナル。さすがに初期のようなやんちゃさは削がれていて、大人のお洒落なロックといった感じですね。一曲目の「Erase Me」を聴いた瞬間に3人の素晴らしい演奏もベンの美しい歌声も健在であることが分かります。この曲カッコいいですね。ポップな「Michael Praytor, Five Years Later」、BF5らしい「The Sound Of The Life Of The Mind」、ピアノの速弾きが聴きどころの「Do It Anyway」、静かなバラード「Thank You for Breaking My Heart」など充実した楽曲群。これ以降BF5としてはリリースされていないので、再結成はこの一枚ということなのかな・・・。僕はこのアルバムジャケット大好きですね。


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