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「通貨」は現代社会の奴隷化のために進化した!?

 通貨とは、元々は現物取引を省略する高度な媒体物として扱われていた。しかし、マルクスの資本論で悲惨な近世の労働環境と、欲情が化け物になる姿が描かれていたのはご存知だろうか。社会の複雑化が伴った近現代では、本当に通貨は取引の簡略化のためだけに扱われているものなのか甚だ疑問に思う。私はお金が嫌いだ。なぜなら、お金によって私生活がある程度束縛されているし、それだけでなく、欲望による無秩序な社会をも作り上げている現状があるからだ。
 私は政府が「通貨」によって人民を労働へと奴隷化するためのものとして扱われているのではないか、という思索まで辿りついた。これは、ある男が女性に対し、外の世界で意味を成さないマイナーコインだけで隔離された生活をさせ、本当のお金を渡さないという、私が見た不気味な夢から思いついた着想だ。身近な場所でもこの現象が起きている。ゲーム、漫画サイト、さらには自治体までもがマイナーコインを作り、内部の客層を留めることを意図している。
 もちろん、お金にはいいところもたくさんある。だが、「通貨」によって世界を巻き込んだ一種の洗脳のような仕組みが成り立っていることをここで警告しておきたい。
「あなたの幸せは、お金の範疇にあるものなのだろうか?」

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