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足、当たってごめん。と去年のリベンジ

10/21(土)に行われたMDC2023東京。
女子5000mで1位に輝いた
佐藤早也伽選手(15分34秒00)。

そして、このレースで自己ベスト更新を
果たした、田浦英理歌選手(15分36秒40)。
フィニッシュ後、笑顔で抱擁を
交わす二人。

その裏側には、好成績の他にも
理由がありました。

レース後すぐに近寄る二人

レースをフィニッシュした後、
すぐに申し訳なさそうな顔で、
佐藤選手に近づいていく田浦選手。

何やら謝っている様子の田浦選手。

「足当たっちゃって、お互いに」
ということで、

最後は笑顔で、良い走りを見せた同士、
抱き合って、お互いの好走を称えました。

この時期に、二人でしっかり
結果を残せたからこその笑顔。
クイーンズ駅伝に向けて、彼女たち、
”去年の悔しさを晴らす決意を持つ選手たち”が、
このレースで目標を達成したことは、
チームとしても大きな意味がありました。

駅伝初出場に向けての期待

このレースで自己ベストをマークした田浦選手は、
試合前にたてた目標を、クリアしました。

「ペースメーカーとして前で走ってくださっていた木村(友香)さんについていって、ラストであげられたらいいな、というプランでした。目標としていた『15分40秒を切る』『自己ベスト出す』のは達成できたので、良かったです」
と、レースを総括します。

昨シーズンに加入し、上々のタイムをマークして、
戦力として期待される田浦選手。
負傷により昨年のクイーンズ駅伝は
参加できませんでしたが、
今年の駅伝では主要区間を担う
一人としても期待がかかります。

「積水化学のメンバーとして走らせてもらえるなら、今の自分の力を精一杯出して頑張りたいです。今シーズンも怪我は多かったですが、調子は上向いてきているので、駅伝までの残りの期間、調整を頑張りたいと思います」

去年の悔しさを今年に

そして、ここ数年間、エース格を担い、
チームを支えてきた佐藤選手。彼女にとっても、
今年の駅伝は強い想いがあります。
昨年のクイーンズ駅伝では、1区を走り9位で襷リレー。
チーム全体ではひとつの要因でしかありませんが、
本人は責任を感じ、「チームに良い流れを作れなかった」と語りました。
今年は、その悔しさをはじき返す舞台でもあります。

今年はマラソン代表として世界陸上も初出場を飾り、
より成長した姿を見せています。

「初めて日本代表として世界陸上に出場して、自分の弱い部分とか、色々な課題が見えたので、そういった部分を今後に生かしていきたいなと思います」

今年の駅伝では、自分がチームを引っ張っていく。
その強い意志を示します。

「去年は、どちらかと言うと、やっぱりチームのみんなに頼ってしまう部分が大きかった。今年のクイーンズ駅伝ではちゃんとチームを引っ張っていくような存在として、頑張りたいなって思います」


それぞれに1年間、自分の走りと
向き合って、成長してきた二人。
11/26(日)のクイーンズ駅伝本番で、
ベストパフォーマンスが出せるように、
彼女たちの戦いは続きます。



文・写真:守本和宏/ナノ・アソシエーション
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