積水化学女子陸上競技部

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積水化学女子陸上競技部セキスイフェアリーズ公式noteアカウントです。「心を一つに、一歩一歩前進!」をスローガンに活動する選手たち。彼女たちの想い、陸上競技と向き合い学んだこと、コラムなどを発信してまいります。皆様よりいただく数々の応援に感謝し、挑戦を続けてまいります。

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最近の記事

世界を目指して/24-25ルーキー道下美槻①

自分で決めた目標。目指したい、未来の姿。 それがいくら高く、大変な道のりだとしても、 全ては、一歩目からしか始まりません。 2024年度の新人選手として、 立教大学から積水化学女子陸上部に加入した 道下美槻(みちした みづき)選手。 学生時代、日本選手権を経験した彼女が、 積水化学で陸上を続けたいと思った理由。 それは、「世界で戦いたい」と、 思ったからでした。 柔軟性を生かしたダイナミックな走り800m~5000mまでこなす 道下選手ですが、専門は1500m。 その

    • 陸上競技部の価値を上げる取り組みを/野口英盛・横田真人2023-24 Vol.2

      “強いから応援される”じゃなく関係値作りも大切 ――昨年度は社内向けの健康促進イベントにも取り組みました。感じた効果など教えてください。 野口:元々やりたいと考えていて、コロナでできなくなっていた企画でした。一番は従業員に対して、陸上競技部の価値を上げて応援してもらいたいと考えた時、我々に何ができるか。それをイベントにした経緯があります。選手自身が、全部じゃなくても、自分たちで主体的にプログラムを組んだり考えて進行する。陸上の結果以外での仕事に取り組んで欲しい、という狙いが

      • やりたいことが体現できた年/野口英盛・横田真人2023-24 Vol.1

        2022-23シーズンは、駅伝での王座奪還、 個人では世界大会への出場も多かった、 積水化学女子陸上競技部。 しかし、当然すべてが うまくいったわけではありません。 よかったこと、できなかったこと。 それをしっかり受け入れて、 また先のステップへと進むことが大切です。 健康促進イベントなど、チームとして 新しい施策にも取り組んだ1年を、 野口英盛監督・横田真人コーチが 振り返ります。 一年を通して話題提供できた――2023年度も終わり、駅伝は2度目の優勝を果たしました。

        • 「この辛い時期があったからこそ」と言えるように/卜部蘭②

          昨シーズンを通じてフォーム改善に取り組み、 積み上げてきたものが実戦でどれぐらい通用するか、 3月の海外2レースで、試すことができた卜部蘭選手。 「それを温かい中で試せたのは大きいなと思っています」 と、春からのトラックシーズンに向けて準備を進めています。 みんなが最大限に集中する特別なレースここからはグランプリシリーズ などが入ってくるため、 今後は今までの手応えを 結果に結び付けなければいけません。 「今後の試合では勝負を意識するのと、自己ベストを更新したいのはありま

        世界を目指して/24-25ルーキー道下美槻①

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        • プリンセス駅伝
          4本
        • クイーンズ駅伝
          11本
        • 全日本実業団陸上
          4本

        記事

          全力で走れる“嬉しさ”を噛みしめて/卜部蘭①

          2月の後半から3月前半にかけて、 オーストラリア・ニュージーランド遠征で 2レースに出場した卜部蘭選手。 動きの改善に取り組みつつ、 少しずつ、それが形になっていく中、 彼女自身も手応えと、 痛みなく走れる”嬉しさ”を感じています。 今までなかった感覚での走り昨年の夏以降、日本選手権を回避して、 怪我の回復、フォーム改善に取り組んできた卜部選手。 身体に負担がかからないように、 走る時にどの部分を使うのか。 より大きな筋肉を動かすことで より大きな力を使えるように、など

          全力で走れる“嬉しさ”を噛みしめて/卜部蘭①

          小さな努力が生む、大切な価値

          選手が提供できる価値。 それは競技の結果だけではありません。 目の前の人、一人ずつと向き合い、 誰かを笑顔にすること。 自分が何をすれば、 相手に貢献できるのか、知ること。 そこから生まれる学びや繋がりは、 きっと競技でも人生においても、 本人の財産となるはずです。 一年の活動の集大成2023年度、1年を通して社内向けに 運動イベントを企画・開催してきた 積水化学女子陸上競技部。 皇居ランなど小規模なものから、 遠征後に近くの事業所を訪問し 健康促進企画を行うなど、中

          小さな努力が生む、大切な価値

          今は本当に、純粋に、陸上が楽しい

          年が明けて、冬季練習も佳境へ。 春のトラックシーズンに向けて、 それぞれが自身の課題と向き合い、 チャレンジを続けている 積水化学女子陸上競技部のメンバーたち。 この冬の各種レースでも、多くの選手が 上位に入りました。 中でも、森智香子選手は、 2/11全日本実業団ハーフマラソン10kmで1位(32'51") 2/25福岡クロカン2024 シニア2kmで3位(6'38") と好調をキープします。 その裏側には、「○○」との想いがありました。 これからに向けて繋がるレース昨

          今は本当に、純粋に、陸上が楽しい

          『不安だよね』って気持ちは置いておいて、もう楽しもう

          2024年に入り、個人成績も 充実の時を迎えている積水化学。 1月の全国都道府県対抗女子駅伝、 大阪国際女子マラソンを終えて以降、 2/11(日)全日本実業団ハーフマラソン女子10km  1位 森 智香子 32'51"  3位 佐々木 梨七 32'53" 2/19(月)アジア室内陸上(イラン) 女子3000m  1位 山本 有真 9'16"71 2/25(日)福岡クロカン2024  ・日本選手権/シニア女子8km  2位 田浦 英理歌 26'11" ・シニア女子2km  3

          『不安だよね』って気持ちは置いておいて、もう楽しもう

          環境のありがたさに当時は気づけなかった/OG座談会②

          1997に創設された積水化学女子陸上競技部。 引退した選手の多くは、今も積水化学従業員として、 戦うフィールドを移して活躍を続けています。 ”強い積水化学”の礎を築いた3人に、 今はどんな形で陸上競技部に関わっているか、 引退した選手だからこそ伝えられる、 現役選手たちへのメッセージなどを聞きます。 今のチームは”令和”って感じがする――今は、こんな風に陸上競技部を支えています、というのはありますか? 清水「私の部署には田浦(英理歌)選手が所属していて、私が引退してから

          環境のありがたさに当時は気づけなかった/OG座談会②

          自分の”居場所を確保する”のが大変だった/OG座談会①

          積水化学女子陸上競技部で活躍した数々の選手たち。 セカンドキャリアはそれぞれですが、 引退後に積水化学の従業員として活躍している 選手も数多くいます。 今回は、その中から同時期に活躍した3名が集まり、 現役時代のエピソード、社員になった時の苦労、 応援する側になった今、外から見た陸上競技部は、 どんな違いがあるかを聞きました。 道筋を立てるようになって変わった――それぞれ、現役時代の専門種目を教えてください 山本「駅伝短い担当です(笑)」 尾西「私は5000mで、あと駅

          自分の”居場所を確保する”のが大変だった/OG座談会①

          クイーンズ駅伝優勝に触れて②/ひたむきに強くなりたい

          昨年11月末のクイーンズ駅伝で、 2度目の優勝を記録した積水化学。 14人の選手が在籍する中、 実際に走れたメンバーは6人。 半分以上は、何らかの理由で走れませんでした。 走れなかった理由は、人それぞれ。 ただ、抱えている想いは同じ。 このレースを経験して、 次のステップに進もうとしているのは、 みんな一緒です。 実践的なレースを走れたことをプラスに在籍1年目となる荒井優奈選手、 山賀瑞穂選手は、共に1/21(日)に行われた 選抜女子駅伝北九州大会を走りました。 2人と

          クイーンズ駅伝優勝に触れて②/ひたむきに強くなりたい

          クイーンズ駅伝優勝に触れて①/強い選手を見てるだけじゃなく、学んで実践する

          クイーンズ駅伝優勝を飾り、 実業団駅伝日本一に輝いた積水化学。 実際に走ったメンバーは6人。 しかし、このレースを糧にして、 成長したいと願う選手たちは、 他にもいます。 私たちが力をつけないとチームの戦力も上がらない1/21(日)に選抜女子駅伝北九州大会を走った、5人の選手。 その中でも、キャプテンを務める長澤選手、 そして1年目を終えようとしている松本選手は、 1/14(日)の全国都道府県対抗女子駅伝(京都)でも走り、 自分の実力を試しています。 2レースを戦う中で

          クイーンズ駅伝優勝に触れて①/強い選手を見てるだけじゃなく、学んで実践する

          チャレンジできて楽しいマラソンだった

          パリ五輪出場権をかけた最後のチャンス、 マラソングランドチャンピオンシップ (MGC)ファイナルチャレンジ。 その戦いは、死闘を物語る結果となりました。 目指したのは「納得できる走り」1月28日に行われた大阪国際女子マラソン。 佐藤早也伽選手は、前日の会見で、 「目標を達成して、それが五輪など大きな舞台に つながればいいなと思います」と発言。 「納得できる走り」を第一目標に、 スタートラインに立ちました。 ペースメーカーを務めるのは、 同じ積水化学の新谷仁美選手。 マラソ

          チャレンジできて楽しいマラソンだった

          強い選手に挑戦したい/佐藤早也伽②

          この1年間、初めて日本代表に選出され、 昨年8月の世界陸上ブタペストで マラソンにも挑んだ佐藤早也伽選手。 クイーンズ駅伝2023で大会MVPに選ばれ、 好調をキープする彼女は、今週末、 1月28日(日)の大阪国際女子マラソンに 照準をあわせて、トレーニングを進めています。 自分の弱い部分が見えたこれまでマラソンのトレーニング期間中は、 疲労や軽い足の痛みなどで、 ポイント練習をスキップするなどあった佐藤選手。 しかし、今年はそういったこともなく、 順調に強化が進んでいま

          強い選手に挑戦したい/佐藤早也伽②

          ここまでの練習がマラソンにもつながる/佐藤早也伽①

          1月28日に行われる大阪国際女子マラソン。 大会に向けて、佐藤早也伽選手は、 トレーニングと調整を進めています。 マラソン日本代表として、 世界陸上にも出場した彼女にとって、 この1年間は、より成長する 期間となりました。 力不足を感じた世界陸上昨年の大阪国際女子マラソン2023は、 途中で転倒し、19km付近まで走るも途中棄権。 佐藤選手本人が「調子も良かったので 最後まで走り切りたかった」と話すように、 完走できなったことに、悔しさが募ります。 「結果を残すことがで

          ここまでの練習がマラソンにもつながる/佐藤早也伽①

          成長して恩返しできるような走りがしたい/田浦英理歌②

          積水化学女子陸上競技部に加入して、 約2年が経過した田浦英理歌選手。 しかし、この2年間は怪我もあり、 辛い時期も長くありました。 気持ちを切り替えられたきっかけ「1年目は、正直、精神的にもきつくて、怪我で走れないし、色々思うことがありました。やめようかなと思ったこともありました」 1年目はクイーンズ駅伝前に恥骨を疲労骨折。 その後、練習に復帰しますが、 走り始めた矢先に今度は膝を疲労骨折。 結果的に、怪我の期間が長引いてしまいました。 それでも、前向きに気持ちを切り替

          成長して恩返しできるような走りがしたい/田浦英理歌②