欲

Week 3:結婚した動機?うーん…「欲」。(せきこ)

前回の交換日記はこちら
Week 2:5年ぶりに失恋したので聞いてくれ(すずき)

すずきへ。

まずはお疲れ様。

嫌いじゃないけれどなんだか違うからお別れするって、しんどいよね…!今の心地よさも大切だけど、これからの自分がより幸せになれるような決断をして、実際に行動に移した勇気を尊敬します。おつかれ!超おつかれ!!

新しくできた時間や色々な余裕をどう使ったらワクワクするかの作戦会議、いつでも参加するので気持ちが向いたら声かけて~!こんな時、シンガポールと日本の時差が一時間しかないのって嬉しいね。

さて、もらった質問を整理するとこんな感じかなぁ。

①私(せきこ)の結婚と欲
決め手は何だったのか。そこに欲はあったのか。
②すずきのパートナー探しと欲
すずきは人生をさらに楽しく過ごしたいという欲から「パートナー」を探しているし、インド人の彼にそうなってほしいと強く思っていた。上手くいかなかったのは、欲があったから、もしくは方向性がまちがっていたからなのか。

そしたら、まずはこれにお返事する前に私にとって欲とは何か。という言葉の定義から始めるね。

私にとって欲とは?

私は、「欲」は自分や周りに対する願いだと思ってる。

何かの行動をする時は必ずこの「欲」つまり願いが動機になっていて、例えば
●通販で本を買う→本を読んで○○について知ることで○○なりたい(願い)
●飲み会断る→他の予定を優先して○○したい(願い)
みたいな感じ。

でも、今の自分の願いばかりを優先させたら誰かを傷つけてしまったり、将来の自分を損なうことに繋がってしまったりするので「欲」とどう付き合っていくかもあわせて大事だなぁと思う。


①私(せきこ)の結婚と「欲」

さっきの質問に戻るね。

この「欲」とは願いだ、という定義でいうと私が2年前に結婚したのは、自分と相手に対して「○○したい」「○○になりたい」という「欲」を持ったから。というか、結婚した理由はこの「欲」だけ!という回答になる。

ちなみにこれを詳しく話し出すと、多分私の「○○したい」のノロケぎみた話や、果たしてそれは法的な婚姻関係を結ぶことでしか叶えられなかったか、みたいな「結婚とは」という話になってくるけど長くなりそうなのでそれはまた別の機会があれば。


②すずきのパートナー探しと「欲」

ということで、すずきがパートナーを探す行動をしているのもやっぱり「欲」が動機になるよね!と思う私です。

それで、あとは自分と相手とお互いの「欲」つまり願いが合うかが大事になってくるんじゃないかなぁ。もちろんパートナーになったり、結婚してからも。(自分に盛大ブーメラン…夫婦間のコミュニケーション、もっともっと大事にしよう。笑)


(おまけ)欲とは

ちなみに、欲ってなにかを調べたところ、wiki先生(欲 - Wikipedia)の目次はこんな感じでした。いやぁ幅広い…これは簡単に一言ではまとまらないわ。

1 仏教における説明
2 アブラハム・マズローによる説明
3 欲求(欲)の種類
3.1 生理的・本能的な欲求
3.1.1 主に身体内部の情報に基づいた欲求
3.1.2 主に身体の外部からの情報に基づいた欲求
3.2 心理・社会的な欲求
3.3 哲学における欲望
4 適応機制
 4.1 葛藤
 4.2 障壁
4.3 防衛機制
5 脳科学と欲 
6 社会と欲

そしてこの前のすずきの日記では、仏教における欲という言葉を使っていたと感じたので、仏教では欲ってどういう意味で使われているかなぁというのも併せて調べてみたよ。

もし興味あったら詳しく調べてみて。


第13話「水と欲」-荒村寺
人には水が必要不可欠です。全くなければ死んでしまいます。かといって、多すぎる水は、人を溺れさせ、苦しませます。お腹がすくからと、食欲の思うままに任せ、食べ過ぎれば、病気や肥満などで、結果、自らを苦しめることになってしまいます。
過ぎた欲望は、自らの身を滅ぼすことにもなります。多すぎても、少なすぎてもいけないのです。まさに欲望は水のようなものです。
(中略)
水が使いようによって、船を活かすものにもなるように、欲望も使いようによって、人を活かすものになると私は思うのです。
仏教を学びたいという意欲や誰かを助けたいという気持ちも、欲望の一つには違いありません。欲望の力とどのように付き合い、どのように方向付けするのか。

このお話、私の「欲」とは願いだという考え方と似ているなぁと思う。それとどう付き合っていくかも大事よね。

人を毒する「三つの煩悩」とは何か-八幡大師大日寺
「知足者富(たるをしるものはとむ)」という老子のことばがある。
「欲をかくのは、ほどほどにしろよ。そうすれば心は豊かになり、ふところも豊かになるよ」というのである。こういう心がけでいると、私利私欲はいつの間にか、「公利公欲」つまり、社会のための利益を考えるということになる。これを「大欲(たいよく)」という。ここまでくると、仏道の目的である「煩悩かえって菩提(ぼだい)(仏さまの心)となる」という境地にまで到達できるのである。

私は自分の「欲」の中に社会(というとなんだか壮大だけれど、せめて自分の周り)がこうなったら私と私の大切な人が過ごしやすくなって良さそうで良いなという願いも含めているけれど。「煩悩かえって菩提となる」という言葉は、そうだなぁと思う。

というわけで、今週の日記は私と欲についてでした。


すずきに聞きたいこと


最近SNSで、外国(というとても大きな対象)に比べて日本はあれもダメ、これが手に入らない、これももうアウト。お先真っ暗や!みたいな投稿を見ることが多くて。

たしかに事実も多いと思うんだけれど、暗い気分になったり、将来が不安になることもあって、しゅーんとなっちゃう。

シンガポールで編集者をしているすずきから見て、そんな日本にワクワクすることや可能性を感じることってある?って聞いてみたいです。


それじゃ、今日はこのへんで!せきでした。

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