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DtoC SUMMIT 2020を開催します

来年2020年2月20日、21日、博多駅のJR九州ホールにて「DtoC SUMMIT 2020」というイベントを開催することになりました。

DtoC(D2C)というキーワードを今年か早ければ去年くらいからよく聞くようになったと思うんですが、これはDirect To Consumerの略で、平たくいうと、事業者からユーザーへ直接商品を届ける形態のビジネスモデルです。

これだけの説明だと多分それってただの「通販」やん。というツッコミもあるんじゃないかと思います。現にtwitterでこんなツイートがプチバズっていたこともありました。

このツイートに「いいね」や「リツイート」がたくさん付いていることからも、結構世の中の多くの人は「D2C=(ただの)通販」と考えてるんだとわかります。

確かに、D2Cは通販です。Direct to Consumerという言葉からも通販(直販)の意味合いしか読み取ることはできないと思います。

しかし、今注目されているD2Cは、これまでの通販モデルとは明らかに違う点があるのです。

D2Cとこれまでの通販の違い

今着目されている「D2C」は、成功モデルのあり方が、これまでの通販とは明確に違うのです。

結論からいうと

これまでの通販の成功モデル=マーケティング・アドテクの成功
D2Cの成功モデル=ブランディング・コミュニケーションの成功

と言えると思います。

これまでの通販の成功モデル

これまでの通販は、(主にデジタル)マーケティングやアドテクの高度な活用によって新規のユーザーを効率よく大量に獲得するというのが成功モデルでした。

主なKPIはCPA, CPR, CPOなど、Cost Per ***という、ユーザーの獲得単価がどれくらい効率的であるかという指標が主に用いられてきました。

D2Cの成功モデル

これに対して、D2Cの成功モデルは、マーケティングやアドテクの高度な活用や攻略ではなく、商品のブランディングと、ユーザー体験への投資、SNS等を通じた直接的なコミュニケーションの形成が重要な要素となっています。

KPIは、ブランドの認知度やプリファレンス(好意度)、エンゲージメントなどユーザーがどれだけブランドとそのストーリーに共感してくれているかを測る指標が用いられています。

旧来の通販の成功モデルは、欲している人を見つけるターゲティングの精度と、欲しくさせるマーケティングコピーの成果でした。

D2Cの成功モデルは、共感されシェアされるブランディングとストーリーとユーザー体験の構築の成果となっています。

DtoC SUMMITのコンテンツ

D2Cサミットでは、このD2Cの成功モデルの3大要素である

ブランディング
ストーリー
ユーザー体験

をどのように構築していくべきなのかにフォーカスを当てて、国内外の事例を用いてケーススタディを行っていくつもりです。

これからボードメンバーによるコンテンツ会議を行って正式な内容を詰めていきたいと思いますが、おおよそ方向性としては上記のようになると思います。

D2Cを始める前提

マーケティングとアドテク頼りの通販は今岐路に立たされていると思います。

以前に比べマーケティングの費用対効果は下がり、コピーライティングでも表現規制はどんどん厳しくなって、新規のユーザーが獲得しにくい状況に陥っているためです。

D2Cの土俵でビジネスを展開するに当たっては、前提としてユーザーに支持され共感されシェアされる品質の(想い・ストーリー・正義のある)商品を作っていることが必要です。

そのような事業者様に集まっていただき、D2Cのビジネスモデルをどのように実践していくのか、多くの気づきと具体的なアクションに落とし込めるようなイベントにしていきたいと思います。

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