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魚沼市の素敵

”魚沼”と聞いて皆さんは何を思い浮かべますか?
きっとスーパーに行くと必ず魚沼の名前がついているアレ、そう「コシヒカリ」。
米所の一つである町ですよね?
僕が最初にお邪魔した魚沼市の施設はまさに、「米」と関連の深い醸造所「魚沼醸造」さん。
有名なマルコメさんの製品を作ったり、オリジナルで麹アイテムを作っていらっしゃいます。
2階のカフェでは、雄大な八海山の風景をバックに麹のお勉強もできますよ。
個人的にはここで、クラッシック楽団と一緒に読み聞かせイベントや、落語なんかをやりたくなりました。
何せ、たくさんの絵本がテーブルの横に並んでいたり、雪を湛えた八海山が大きなガラス窓の向こうにドーンと見えるものですから。

魚沼醸造さんの2階カフェ

ミケランジェロ!!

そのほかに?
みなさんはご存知ですか?
この魚沼の地に江戸時代、越後のミケランジェロと呼ばれるアーティストがいたことを。
その名も「石川雲蝶」さん

迫力の雲蝶作品
  • 以下、雲蝶さんの紹介:

石川雲蝶(本名:石川安兵衛)は1814年(文化11年)に、現在の東京の雑司が谷に生まれました。
弱冠20歳前後で江戸彫石川流の奥義を窮め、苗字帯刀を許されたといわれています。
新潟県へ移り住んだのは32歳頃で、三条の金物商・内山又蔵に説き進められたことで移住を決意したと伝えられています。
その後、三条を拠点に近隣で制作活動をしているうち、内山氏の世話で三条の酒井家の婿となり、越後人となったとのこと。
その後この人、住職蟠谷大龍和尚さんに、すでに三条で本成寺や栃尾の貴渡神社に彫刻を施し活躍している石川雲蝶の噂を知り、招き入れて設立された西福寺の開山堂。開山堂にかける熱き仏道心を大龍和尚が語れば、雲蝶はその思いをよく理解し、彫刻という形にして見事に表現しました。石川雲蝶にとってもこれだけの大きな仕事を一人で任せられるのは初めてのことで、これをきっかけに彫刻家として大輪の花を咲かせていることから、大龍和尚との出会いは雲蝶の人生に大きな影響を与えたとされています。

開山堂の大作を機に、あちこちから依頼がかかり、雲蝶は越後の名匠となっていきます。
これって、まさに江戸時代のアーティストインレジデンス。

床板には雲蝶さんの遊び心が

大湯温泉のレトロ

魚沼には温泉もございます。
その名も大湯温泉。
この場所はアートフェスも開催されたりするレトロな温泉街。
そんなレトロ温泉街の路地を入った先に見つけました!レトロの殿堂!

魚沼レトロ館のお宝「ラ・セーヌの星」
魚沼レトロ館看板

この春にこの地に新たにオープンする施設のオーナーさんとお話ができました。
数万のレトロ収集品の一部をこのレトロ館カフェに展示、だけでなく、手にとって読んだり鑑賞したりできるのです!
将来的には8ミリ映画(当時のテレビ番組なども)の上映会も行っていきたい!と意気込みを語っていただきました。
僕も、保存している仮面ライダーV3のドラマ8ミリ、持参しようと思います。

こんな店内!

温泉街の今昔物語

そのレトロ館のお隣には今は閉じられているお店「若松屋」さんがありまして、店主のおかぁさんとお話ができました。
「コーヒーでも飲んでいくかい?」
と優しく声をかけてくれたのです。
こんな出会いも嬉しい旅路です。
お店は閉じられましたが、かつてお客さんが残して行ったメッセージノートや、たまに送られてくる季節の便りを楽しみに読んでいらっしゃるとのこと。
手作り湯の花饅頭体験とか、ぜひ開催してほしい!!!
また来ますよ!おかぁさん!

かつて"ゆの花饅頭"を販売されていた若松屋さん
看板の名残

絵本の家????

温泉街から戻って、今度は絵本の家を訪問。
たくさんの蔵書があり、週末に地元の人たちがやってくる場所となっているようです。
こんな場所で、楽団の人たちと読み聞かせイベント!やってみたい!
いや、やります!!!
その時は皆さん、来てくださいね!

絵本の家
こんなに!
すごい蔵書!

というわけで、魚沼1日目の僕でした。
とにかく、贅沢は施設が多い!!
どうです??この町、素敵でしょ?

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