北村勢吉

日本の劇作家・演出家・映像作家・仕掛人 活動40周年を契機に過去の作品や、これからの企…

北村勢吉

日本の劇作家・演出家・映像作家・仕掛人 活動40周年を契機に過去の作品や、これからの企画、日々の発見などを備忘録の塩梅で書き綴ります。 自らが代表を務める各団体の活動報告もここに ●太陽デザイン株式会社代表◯

マガジン

  • 太陽デザインでやってることの報告マガジン

    僕の経営する「太陽デザイン株式会社」って、面白いことに色々取り組んで知るんですが、その辺りの報告なんかをこのマガジンでまとめていきますね!

  • 演劇関連をまとめてみましたマガジン

    北村勢吉演出作品、出演作品など、こちらにまとめて参ります。

  • 北村勢吉の私的覚書マガジン

    北村勢吉の備忘録、日々の記録、私的な思いなどを綴った記事をこちらにまとめます。

最近の記事

魚沼市の素敵

”魚沼”と聞いて皆さんは何を思い浮かべますか? きっとスーパーに行くと必ず魚沼の名前がついているアレ、そう「コシヒカリ」。 米所の一つである町ですよね? 僕が最初にお邪魔した魚沼市の施設はまさに、「米」と関連の深い醸造所「魚沼醸造」さん。 有名なマルコメさんの製品を作ったり、オリジナルで麹アイテムを作っていらっしゃいます。 2階のカフェでは、雄大な八海山の風景をバックに麹のお勉強もできますよ。 個人的にはここで、クラッシック楽団と一緒に読み聞かせイベントや、落語なんかをやりた

    • 福島にいってみつけたこと

      先日ご縁があって、福島県葛尾村に足を運びました。 以下、葛尾村の紹介文です: 葛尾村(かつらおむら)は、福島県の浜通り、双葉郡に位置し、人口1305人(2023年2月現在)ののどかな山村で、主産業は農業と畜産業です。観光資源としては、葛尾大尽屋敷跡・磨崖仏・高瀬川渓谷・かつらおヤギ広場がらがらどん・五十人山・復興交流館あぜりあ・クリムゾンクローバーなどがあります。 2011年3月11日に発生した東日本大震災では、福島第一原子力発電所の事故により全村避難を余儀なくされました

      • 体験型マルシェ実施報告

        先日2024/3/24体験型マルシェ「TheLOBBYTOKYO」第2回を新宿にて開催いたしましたよ。 まだまだ生まれたての試みですので、どうなることやらという感じですが、述べ100名を超えるお客様にご来場いただき、それはそれは素敵な日曜日の午後となりました! 新宿という街TOKYOというエリアの地域コミュニティ参加型の体験型マルシェ「TheLOBBYTOKYO」というイベントは、音楽やフード、ドリンク、アパレルだけではなく、写真撮影や似顔絵イラスト、あなたにぴったりのアン

        • 凱旋上映会

          先月のロンドンでの受賞式ののち、ようやくの凱旋上映会が大阪で叶いました! これは主演の2人と、ロンドンでいただいてきたバナーとのスリーショット。 本作は昨年大阪で上映をさせていただきましたが、改めての凱旋。 当時のお客様や、新たに観覧いただいたお客様と会場でお話できて嬉しかったですね。 また、同時上映として、2018年に最初に手がけた作品「いつか、さくら通りで」をぶつけました。 2018年と2022年、この4年で機材や経験が変わってきたその変遷が皆さんにわかっていただ

        魚沼市の素敵

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        記事

          春の訪れ

          2024年春 今年も桜の季節がやってまいりました。 何度かの寒暖の波が過ぎて、桜並木の枝も心なしかピンク色。 そう、もうすぐこの景色が今年も見れますね。 年に何度かの風物詩はあるものの、僕の中ではやはり桜の風景はひとしおの面持ちがあります。 一つの人生で、何度この桜を見ることができるのか?とか考えると、ちょっと切なくなったり。その切なさと共に、この今という時を精一杯生きなければならないと思えるキッカケにもなる。それがこの「春」「桜」の季節です。 「梅は咲いたか桜はまだかいな」

          シャンソンの話

          50の手習ってありますよね? むかしは人生50年と言われていました。つまり死を眼前にして、何かをしたい、何かを習う、勉強してみたいという意味で、いくつになっても学ぶことは大切ですよ!というさとしだったのか? というわけで、50にして、新たなる挑戦をするのです。 約10年前の僕は40の手習を始めまして、現在も続いている習い事、それは「落語」です。 では?50の僕は何に挑戦しようとしているのか? はい、タイトルの通り、「シャンソン」ですよ。 シャンソンってね、音楽の中ではとても

          シャンソンの話

          縁市に向けて

          構想中の「縁市(えんにち)」について、色々形にするために奔走中。 まぁ、でも見せられるものはすでに発表してきていたりはするのですが、 それは舞台の発表の場でもそうですし、落語の寄席の際にもそう。 その場所には、芝居をする表現者だけがいるわけではなく、演奏をする人、歌を歌う人、写真を撮る人、絵を描く人、お茶を入れる人、料理を振る舞う人、 そうなのです、もう僕は25年前から、この「縁市」のプロトタイプを実践しているのです。 というわけで、やることはひたすらに、素敵な表現者の人たち

          縁市に向けて

          2024年ロンドン紀行その2

          最優秀監督賞!いただきました! というわけで、2月初旬のロンドン紀行の続きです。 ショートムービーの撮影を水曜日に終わらせた後、その足でイーストエンドのおしゃれベイエリアにあるホテルへ。 そこで今回の映画祭に参加したFilmMakerの皆さんとの交流会がありました。 外国語部門同士の交流会。 周りには、デンマーク・インド・ポーランドのみなさんが。 それぞれの作品作りについてや、今回取り組んだ作品について、いろいろお話できて楽しかった。 お金の悩み、作品作りのポイントなど、そ

          2024年ロンドン紀行その2

          人生を彩った歌はなんて歌?

          少し話題を逸らしてこんなタイトルでお話を。 逸らすと言っても、僕の中では繋がっていて、たまたま今考察中の企画に「歌」が多く関わってくるものだから、僕の中での思い出の歌ってなんだったんだろうって、まぁ、そんな感じです。 1曲目は財津和夫さんの「切手のないおくりもの」。 これ、泣けるんです。 僕だけですかね? 友人や、親、身近な人たちのことを思い浮かべて丁寧に歌うと、自然に涙が出てきます。 情緒不安定なのだろうか? 2曲目はこちら、ドリフターズの「ラストダンスは私に」。 これも

          人生を彩った歌はなんて歌?

          4年ぶりロンドン紀行

          2020年のパンデミック以降、まさに4年ぶりにロンドンに今、おります。 渡航の理由はかず多くありますが、そのうちの一つは、2022年撮影の【キミノコエ】が、International Filmmaker Festival Londonにて5部門ノミネートをいただくという朗報が入りましたので、主催者の皆さんや、その他ノミネートの各国の製作者の皆さんと交流を兼ねて。 やはり自主制作の世界なので、皆さんパワーに溢れていて、おかげさまで拙い英語でしたが、いろんな国の方々と交流がで

          4年ぶりロンドン紀行

          「まち」と自分

          会社設立の動きの合間に最近考えていること。 「まち」と僕の関係性について。 「まち」というものは暮らしている場所であったり、訪れる場所であったり、帰る場所であったり、いろいろな存在で、そこにはそれぞれの特徴があり、匂いがあり、文化があり、風景がある。 それ以上でもそれ以下でもない。が今までのイメージ。 でもその「まち」が「まち」であり続けるためにはそこに必要不可欠なものがあることを最近、意識するようになった。 それは「ひと」。 その「まち」の匂いも文化も、風景も、その「

          「まち」と自分

          芝居という選択肢

          一体どれくらいだろうか、芝居という選択肢を選んでから、今までの時間。 あれは高校1年。 高校に存在しなかった演劇部の立ち上げ。 そこ彼、脚本というものを本格的に?いや、あの時は本格的どころではなかったと思うけれど、僕は書き始めていた。 その後の展開が何たることや!だが、大学も「演劇」が学べるところ!を志望校にして受験。 大学に「演劇学部」がない学校に入学したため、1年だけでも演劇を学びたい!と、語学留学中に願書の問い合わせをし、帰国後休学して留学。 ロンドンで演劇学とフィジカ

          芝居という選択肢

          個人事業主なの?法人なの?

          会社立ち上げのお話。 最近は来月の設立に向けて、税理士さんやら、経営者さんやら、多方面、色々とお話をさせていただいておりますよ。 そもそも立ち上げるのか?僕・・・、 まずはこの3つのポイント・保険 ・売上 ・取引信用 それぞれをどう尊重するのか? 1.保険負担は法人の方が少ない 2.売り上げはどれくらいを見込めるのか? →これは、収支計画を立てなければ?※終始計画ってどこまで立てるべき? 3.取引先との信用度は?法人だねぇ。企業や自治体との取引はどれくらいになりそうかな?な

          個人事業主なの?法人なの?

          この機会に災害時必要グッズ

          こんな時にしか、真剣に考えないダメな僕ですから、備忘として。 飲料水 → これは、大事。1時間おきには飲んだ方がいいですよねぇ。 食料(アルファ米、カップ麺、ビスケット、チョコレート、乾パンなど) →塩分糖分大事ですよね。 こんな缶ジュースを先日見つけ、災害時の食料にいいかもねと話していました。 貴重品(現金、印鑑、預金通帳、健康保険証や免許証のコピーなど) →ぼくはね、これひとまとめにしてるんですよ 夜逃げセットです。 防災ずきん、ヘルメット →幸いうちには衣装のヘルメ

          この機会に災害時必要グッズ

          2023年を振り返る

          ふりかえりって大事ですもんね。 2023年はどういう年だったのか? ゆっくり振り返る。 2023年、卯年。 癸卯(みずのとう)。 卯(うさぎ)は穏やかで温厚な性質であることから、「家内安全」。また、その跳躍する姿から「飛躍」、「向上」を象徴するものとして親しまれてきたと、他にも「植物の成長」という意味もあり、新しいことに挑戦するのに最適な年と言われているらしい。 飛躍向上、できたのか??? はい、飛躍や向上というよりは、アニバーサリーな年でもあったため、今までの道のりを振り返

          2023年を振り返る

          旅をするように芝居をする

          芝居の話をしよう 今年は発見の年、別れの年、出会いの年、さまざまな物事が動いた一年だった気もする。 その中で30年ほど取り組んできた「芝居」にも変化が訪れた年だった。 芝居、京都から始まり、ロンドン、大阪、長崎、東京、福岡、那覇、岡山。 いろんなご縁があって、いろんな場所で上映をさせていただいたなぁと。 もちろん拠点は「大阪」と「東京」。 ここにベースとなる僕の芝居仲間が集まっている。 音楽仲間も然り。 今年から始めたのは「旅」をベースにした、いわゆる「旅公演企画」。 まさに

          旅をするように芝居をする