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光って見える

得意な教科は何かと聞かれれば、年月を経ての今更感に照れながらも「国語」と答える。同じ言語じゃないかと言われても「英語」はからっきし。

セサミストリートを見ながら、いつかこの赤い人やシマシマの人が、何を話しているのか分かるのだろうと期待した小学生の頃。
中学生になっても意味不明、高校生では諦めた。

・・・

家に浪人生がいることもあって、時たま赤本や、模試の問題を覗き見る。もちろん国語の問題に限るが。
つい読み込んでしまう。
ああ面白い。
ざっと全体を読む。段落で読む。頭に大筋を入れる。7割くらいの理解でいい。
問題を読む。良い問題だなあとニヤリとする時がある。
問題の意図するところを掴む。
それをキッカケに、世界地図を目の前にして遠く浮いて眺めているような場所から、ドローンで急接近するがごとく、「その場所」をサーチする。

答えはこれ。これしかない。だって光って見えるもの。最終的にその問題は全て自分のもの。
狩りをしている感覚。そんな瞬間が昔から好きだった。

今も変わらず好きなようだ。(漢文除く)