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中高生の恋愛と大人の恋愛の違いについて

5月も去ろうとしている。誕生日を迎えてから4ヶ月が経ったということは、お酒を飲み始めてから4ヶ月経ったということでもある。お酒を飲んだら大人になってしまう気がすると言って20歳になるまで避けてきたお酒は、今では良き友達に慣れている気がする。お酒を初めて飲む前はこんなことも考えていた。

お酒を飲んだら純粋な恋が出来なくなりそう。

僕はどこかで、中学生や高校生のような甘酸っぱい恋愛に憧れている。好きな子に振り向いてもらうためにたくさんの作戦を立てて、実行して失敗を繰り返して、そしてやっとの想いで初めて振り向いてもらって、顔を赤らめ、そっぽを向きながら手を繋ぐ。誰が見てもキュンキュンするような恋愛に常に憧れを持っていた。

だからこそ、ずっとお酒は怖く見えていた。

まるで毒のように、飲んだら何でも言うことを聞いてしまう薬のように、考えていた。とっても簡単に言えば、お酒は誰とでもキス出来るようになる薬とも言えるだろうか。なんかそんな悪い薬である気がしていた。(周りの話を聞いたりして)

そう、だから浮気とかが普通になってしまうのではないか¿とそんな気持ちも何処かにあった。それは、大人になりたくないと、大人になることを恐れていた理由の一つである。

実際。

お酒を初めて飲んでから4ヶ月。確かにそーゆーことがあった。
ああ。やっぱりなと。お酒の凄さというか、ある意味、お酒に抱いていた信用を確かめることが出来たような気がした。少し悲しかった。もうこれは、純粋な恋愛が出来ないのではないかと。相手をどのくらい信用するのかは人それぞれ違うだろうが、中学生や高校生のようなキラキラ輝く恋愛は凄く遠くの方へ行ってしまっている気がした。これが大人になることで、大人になるためにはこれも理解した上で生きていかなきゃいけないんだろう。愛する人が出来た時は、どこか頭の片隅に、この想いが浮き沈みするだろう。

お酒を飲めるようになって嬉しいのと同時に、
ああ飲めるようになってしまったかと、そんな気持ちだ。

考えすぎだろうか?


写真提供→Kanzaki Zero


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