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“夏”を感じられるノベルゲームを紹介

僕は普段からフリーのノベルゲームをはじめ、「サウンドノベル」系のゲームを遊ぶ機会が多くなっています。

それは、ゲームの配信をするにあたってそういったゲームが自分に合っているからという理由からだったのですが、気付けば結構な数の「サウンドノベル」に触れることにも繋がりました。

そうした理由から、これまでにもいくつかノベルゲームを紹介していたのですが、今ちょうど季節は夏まっさかり。

ということで今回は、「夏にプレイするのにちょうど良いノベルゲーム」を紹介しようと思います。

今回対象としているのは、フリーのノベルゲームではなくコンシューマやSteam向けに配信されているものが中心となります。



【PS2】かまいたちの夜2 監獄島のわらべ唄

夏になると毎年遊びたくなるくらい思いつくのがこの「かまいたちの夜2」です。


大学生の主人公が夏の休暇中に招待された無人島ツアーに行く。そこで泊まることになったのは元監獄を改修した建物で、島内には古い神社や廃村など不気味に感じられるものばかり。

それでも美味しい料理などに舌鼓を打ちつつなんとか楽しく過ごしていたのだが、「かまいたちの日」と呼ばれる嵐の夜にその惨劇は幕を開ける……。


といったストーリーです。

「電撃オンライン」より

PS2用ゲームのため、今遊ぶにはちょっとハードルが高いかもしれません。ソフト自体は中古で安く買えると思うのですが、「本体がない」という人はけっこういるかもしれませんね。

携帯アプリやPSP版もあるようなのですが、こちらは現在でも配信されているかどうか不明なので割愛します。


【PS】学校であった怖い話S

夏といえば怪談話、ということでこちらを挙げておきます。元々はスーファミ向けに出されていたゲームで、それをプレイステーション用にリメイクしたもの。

実写を多用しているのですが、画質はスーファミ版より向上し文字も読みやすくなっています。


高校の新聞部に所属する主人公。部長から依頼され、校内新聞に載せる記事を作るために「学校の七不思議」に詳しいとされる7人へインタビューすることになったのだが、なぜかそこには6人しか集まっておらず……。


物語の導入だけ見ると怖い話へと繋がりそうなのですが、実はそうでもない話も多いです。

ゲームカタログ@wikiより

6人から話を聞くのですが、何番目に話を聞くかによって同じ人でも話の内容は全然変わってきます。

最後に話を聞く人からは必ず怖い話が聞けるというのも特徴。全ての話をコンプリートしようとするとかなりのボリュームになると思います。

PS3向けのゲームアーカイブスで購入するのが一番手軽で安く済むと思います。


【Steam】ATRI -My Dear Moments-

もう何度も紹介している「ATRI」です。


「沈みゆく世界で、君をみつけた。」原因不明の海面上昇によって、地表の多くが海に沈んだ近未来。海に沈みゆく穏やかな町で、少年とロボットの少女の、忘れられない夏が始まる――。
(Steam紹介ページより)


「恋愛もの」というわけではないのですが、そういった雰囲気も少しだけ感じられる物語です。

人口の少ない島で暮らす少年少女たちの爽やかな日常を味わえますので、「怖い話だとかミステリーはいや」という方にはこちらが良いかもしれません。

Steamの商品紹介ページより

Steamのサマーセールは終わってしまいましたので定価での購入になるかと思いますが、気になるならまずは体験版から試してみると良いと思います。


【Steam】ナツノカナタ

昨年の夏に正式にリリースされたテキストアドベンチャーゲームです。

ノベルというだけではなく、「探索パート」というものでアイテムを探したり、ちょっとしたクラフト要素なんかもあります。


あなたは、偶然見つけた古いコンピュータに導かれて、出会ったことのない少女と通話をします。
彼女はナツノ。パンデミックによって崩壊した世界で、一人、行くあてのない旅をしているといいます。
けれどもあなたの知る世界では、パンデミックも社会の崩壊も起こっていない。
彼女のいる世界はどこなのか、どうして通話が繋がるのか──
ナツノの話し相手になって旅を見守るうちに、あなたは終末を迎えた世界の謎に迫っていきます。
(Steam紹介ページより)


Steamの商品紹介ページより

こちらのゲームはなんと無料となっています。

僕はアーリーアクセスの頃に遊ばせてもらいましたが、その時点で物語は半分だったにも関わらずプレイ時間は8時間超え。けっこうなボリュームです。

Steamアカウントさえ作ってしまえばすぐに遊べますので、「何かちょっとノベルをやってみたい」と考えておられる方は、このへんから始めてみても良いかもしれません。



今回は4つご紹介させていただきました。

「全部遊んだことがある」という方もいらっしゃるかと思います。

ノベルゲームの良いところはその物語の内容によって「ホラー」でも「冒険」でも「学園生活」でも楽しめることです。

そんな中でも特に“夏”を感じられるものをチョイスしてみました。

暑さでまいってしまうような時期でもありますが、ぜひ涼しい環境でノベルゲームにも興じてみてください。

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