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ハヤシライスの“ハヤシ”って? 9月8日は「ハヤシの日」

台風13号が関東を直撃するということで、「無事に会社(学校)へ行けるのか(もしくは帰れるのか)」「電車が止まってしまったりしないのか」などなど、ちょっと落ち着かない気持ちを持っている人が多いと思います。

そんなざわざわした気持ちで迎えた9月8日ですが、今日は「ハヤシの日」という記念日です。もちろんこの場合の「ハヤシ」は森や林という意味での「ハヤシ」ではなく、「ハヤシライス」の方です。

この記念日を制定したのは、ハヤシライスなどを提供している洋食グループ……ではなく、なんと株式会社丸善ジュンク堂書店です。該当の本屋が近くにない地域の方でも、名前くらいはどこかで聞いたことがあるのではないでしょうか。


「なんで本屋さんがハヤシライスの記念日を?」と思われるかもしれませんが、その理由はジュンク堂書店の前身である丸善株式会社の創業者、早矢仕有的(はやし ゆうてき)さんがハヤシライスを考案したから、だそうです。

「カレーライスはカレーをかけるからああいう名前なのに、ハヤシライスの『ハヤシ』って何なんだろう?」と疑問に思っていた方もいるでしょう。早矢仕さんが考案したから「ハヤシ」というわけですね。「長年の疑問が解けた!」という方もいると思います。

ただこれには諸説あり、「もともとはハッシュド・ビーフ・ウィズ・ライスがナマってハヤシライスになった」とか「ハヤシという人がよく注文していたのがこの料理だったから」などいろいろです。

ハヤシライス自体も別の店で生まれたという説もあります。日本にはこういう“出所がはっきりしない料理”というのがよくありますよね。いつの間にか生まれて、いつの間にか広まる。日本料理ってそういうものなのかもしれません。


「ハヤシの日」が9月8日の理由は、上で紹介した早矢仕有的さんの誕生日が9月8日だったから、だそうです。日本記念日協会に記念日が認定されたのは2016年。まだけっこう新しい記念日なのですね。


ちなみに僕はハヤシライスがけっこう好きです。いろんなバリエーションが作られたカレーも良いのですが、玉ねぎの風味のあるシチューでご飯を食べているようなあの感じがとても良いと思いますね。

自宅で作ろうとすると、「おいしいカレー」というのはけっこう作れるのですが、「おいしいハヤシライス」はちょっと難しいのも特徴ですよね。なかなか洋食屋さんで出るようなあのハヤシライスは作れません。

皆さんはどうでしょうか。


ハヤシライスの話をしていたらなんだかハヤシライスを食べたくなってきましたよ。

この週末はハヤシライスを食べようかな。そして台風が無事に通り過ぎますように……。

今回はこんなところで。

それでは、また。



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