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エッセイ

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ふとした瞬間に思い出す記憶の中の自分。記憶というタイムマシーンに乗って 当時の私に会いに行く・・
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記事一覧

おとうと

母の日に 弟から 「姉さんに」と薔薇をもらった。 小さな頃 私の名前を上手く言えない弟は「…

音の旅人
9日前
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音の行方

音とは、何か。 語りきれない世界がそこにある。 そして  音の行方もまた果てしなく・・・ 語…

音の旅人
13日前
9

音楽の星へ

先日の訃報の朝 「死は神様が別の場所に導いてくれる出来事」          ・・フジコ…

音の旅人
2週間前
7

束の間のクロイツェル

桜色の雪化粧・・・ 微かに 小さく  さよならを告げる 白い花びらたち 束の間のさくら …

音の旅人
1か月前
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時が運んでくれたもの

ベートーヴェン作曲の「エリーゼのために」は クラシックに興味のない方でも、 はじめのフレー…

音の旅人
1か月前
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陽だまり

ものの芽のひとつひとつにこころざし              伊藤敬子 陽だまりに包まれ…

音の旅人
2か月前
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記憶の中の恋し食べもの

ポンコツでも元気で、健康・・と思える自分が嬉しいこの頃。 休日とは休む日。 休むとは、完全に日常や仕事から離れること・・と、 何かで目にしたことがある。 なので、せめて音楽に関係のない本を休日に。 森下典子著の「こいしたべもの」 森下さんの本を読んでいると、湖畔の別荘にいるかのように、 静かに落ち着いてくる。静かな休日が、さらに静かになる。 世代が同じくらいなので、載っている食べ物は、 知っているものばかり。 書かれたイラストを見て、味も鮮明に覚えていることに驚く。 味も