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『オノマトペの謎――ピカチュウからモフモフまで (窪薗晴夫)』【読書ログ#17】

夏休みの前半、ムシムシした梅雨が開け、ムンムンと熱気がやってきた。おずおずと、満を持して夏がやってきた。ギラギラ太陽のカンカン照りが続くなか、娘の楽しみは小学校のプール開放でジャブジャブ遊ぶことだ。ウキウキしながらイソイソとかばんに水着をポイポイ入れ、ワクワクしながら翌朝をドキドキで待つ。毎日プールでジャブジャブと遊ぶので、お昼の時間にはすでにヘトヘトだ。お腹もグーグー鳴るし、喉もカラカラ。友達とワイワイとお弁当をモリモリ食べ、お茶をガブガブ飲み、元気がモリモリと出てきたら、太陽がジワジワするなかスタスタと帰宅。午後はダラダラした妹とクーラーがキンキンに効いた部屋で、スヤスヤ昼寝して、3時になれば、おやつをムシャムシャとパクパク食べる。今日も朝イチのプール受付に向け、モジャモジャしたパパと家をスタコラと出て、通学路をスタスタ歩く。ダイソーで買ったお気に入りの扇子をパタパタ仰ぎ、昨日の面白かった話をクスクス笑いながらプッっと笑うパパにコソコソと伝えていると、学校近くの消防署からウーウーと音がする。ハッとして消防署を見ると、ピーポーピーポーと救急車、カンカン・カンカンと消防車が大急ぎでキビキビとでかけていく。見送り隊員はピシッと敬礼。それを目をシパシパしながら見送って、やっと到着小学校、でも、校門には「今日のプールは中止です」のプレートが。ガーン。ミンミンゼミがミンミンと泣いているケヤキ並木の下を、娘とトボトボ帰るのでした。ああ、キンキンに冷えたビールが恋しい。

普段何気なく使っているオノマトペ。『オノマトペの謎――ピカチュウからモフモフまで』では、8人の執筆者による8本の記事で、オノマトペの魅力や疑問に答えてくれる。

日本語に深く根付いたこの擬態語、擬音語は、日本の生活に、文化に、コミュニケーションに深く結びつき、日常を豊かなものにしているのかがよく分かる。

名詞にもなってるのよ。ガリガリ君とか、ツクツクボウシとか。

「それって有意義だねぇ」と言われるような事につかいます。