『学びの個性尊重プロジェクト』第1回子育てセミナー 予告編。

『学びの個性尊重プロジェクト』から子育てセミナーが公開されています。

今回お話くださっているのは、ASD(自閉症スペクトラム)とギフテッドの特性を併せ持つ、いわば2eと思われる息子さん「roboくん」を育ててこられた「roboママさん」です。

roboママさんの子育ては「潔い」「ブレない」「焦らない」「くらべない」「愛情たっぷり」で、説得力と包容力に溢れています。あくまでもroboくんのペースで、roboくんに合う又は必要なアプローチを、そのときどきで柔軟かつ細やかに、ときに力強くされています。

roboママさんも実行されていた「学校とは協力体制を組みながら進めていく」やりかたは、じつはアメリカのギフテッド教育界でも強く推奨されています。これはギフテッド・プログラミングがすでにあるアメリカだから可能なのでしょうが、学校とは敵対しない、学校側から理解や協力が得られない場合は地域の代表や各州にあるギフテッド協会などに相談して協力を得るよう勧められています。(それでもダメな場合は学校外のオプションを探ることになります。)

『学びの個性尊重プロジェクト』にも協力・賛同くださっているroboママさんと私は、じつは5年ほど前から「ブロ友」です。大学に進んでからも悩み尽きない息子のことで私もがウツになりそうだった年末、roboママさんは力強く励ましてくださいました。

「今回は多少のすったもんだは織り込み済みでしたよね。私たちの子は万事オッケーということはないのですから、得るものの方が多ければ大成功!リスクをとらなきゃ先には進めませんし、失敗体験も財産です」

「親子の信頼関係が築けていて、息子さんはお母さんを頼れるから大丈夫なんです。過保護にされて悪くなる子はいません。悪いのは過干渉です。本人が望まないことをするのが過干渉です。Mai.Cさんはちゃんとできています。このままいきましょう!」

泣いてしまいましたよ。今まで過保護だと周囲からダメ出しされてきた私の子育てを、ここまで肯定的に、しかも「大丈夫!」と言い切ってもらえたのは初めてのことだったからです。こんなに愛情深い言い切りができるroboママさんは偉大だと思いましたし、そもそも過保護で褒められるなんて思ってもいませんでした。励ましてもらったというより受けとめてもらった気がしました。しかも説得力があって、何より安心できました。

子どもだけでなく親も家庭もそれぞれですから、子育てにはいろいろなアプローチがあっていいのだと思っています。私自身もroboママさんとは性格も違いますし、わが子に対するアプローチも同じだとは言えませんが、「こういうやり方もあるんだ!」と目から鱗でしたし、「こうしてたら息子はもっと安心できてたかもしれなかったな、、」と残念に感じる部分もありました。(もっと早く知りたかったな、という意味での残念です ^^)

今回のセミナーも愛情深いroboママさんの要素がたくさんつまっていて、多くの方が勇気や安心をもらえるんではないかなと思います。


↓『学びの個性尊重プロジェクト』の第1回セミナーの内容紹介はこちら。
https://manabinokosei.wixsite.com/home/post/seminar220320

↓「特性は変化する!その時々に合った環境と関わり」のお申し込みはこちら。
https://manabinokosei20.peatix.com/


『学びの個性尊重プロジェクト』は「一人ひとり違う」ことを大前提としています。それは子に限らず、親もまたそうなんだ、という思いも含まれています。子どもを一個の人間として尊重しながらも、私たち親それぞれにとっても「ムリのないアプローチ」をビュッフェ形式で手に入れていけるようにと願っています。

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