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『ギフティッドその誤診と重複診断』出版予定。

ギフテッドのソーシャル&エモーショナルの研究分野では大御所かつ第一人者で、知らない者はいないとされるアメリカの心理学者 (故)Dr. James Webbが筆頭著者をつとめられた Misdiagnosis and Dual Diagnoses of Gifted Children and Adults: ADHD, Bipolar, OCD, Asperger's, Depression, and Other Disorders (Second edition) の翻訳書が、この9月末『ギフティッド その誤診と重複診断』というタイトルで北大路書房さんから出版されることになりました。

詳細は版元ドットコムでご確認ください。又、Amazonでは今から予約もできるそうです。ご興味ある方は、ぜひぜひ!

この『ギフティッド 誤診と重複診断』はギフテッド・チャイルド&アダルトにおける誤診と重複診断に関する内容なので、我々親だけではなく、心理や医療の専門家の方々にとっても一読する価値のある一冊です。

翻訳書を出すにあたって監訳をされた上越教育大学の角谷詩織先生が昨年末に記事を書かれました。以下がそのCRN記事のリンクです。

ギフティッド児の誤診を防ぐ:その理解と,適した環境の必要性 (1)

ギフティッド児の誤診を防ぐ:その理解と,適した環境の必要性 (2)

ギフティッド児の誤診を防ぐ:その理解と, 適した環境の必要性 (3)

角谷先生から依頼があった2018年初夏より、私も微力ながら翻訳チェックの協力をさせていただきましたが、その際 多くの壁(不明点、疑問点、曖昧点)にぶちあたりました。ギフテッド関連の翻訳をする場合、その分野の専門知識はもちろんのこと、その国の文化や学校事情、貧困や人種問題などを含む社会的背景、ちょっとした歴史や政治情勢、そして子ども達の遊び、学び、言葉などの流行り等々をそれなりに認識していないと文脈を微妙に間違って解釈し、結構な誤訳に繋がってしまいます。

故に私も原文と訳文を照らし合わせながら、自分の経験や知識ではまかないきれない部分に関してはありとあらゆるリソースにあたりまくりました。それでもどうしたってわからない、、、というときは、友人かつギフテッド子育ての先輩であるアメリカ在住のブロガー、あーちゃんママさん(ほかアメリカ人の家族や友人ら)に助けを求めることとなりました。私が任された分の作業に関しては、あーちゃんママさん(ほか匿名の皆さん)の不在では成り立たなかったと言っても過言ではありません。改めて、ありがとうございました。

以下は以前あーちゃんママさんが『誤診』に関して書かれたブログ記事です。ギフテッド情報を数多く書かれているなかのほんの一部ですが、ぜひぜひ。。

ギフテッドに関するちょっとした情報(2013年11月29日)

正確な評価?ギフテッドの誤診/重複診断についての動画(2016年2月3日)

今回のこの翻訳書を皮切りに、ギフテッドに関する多くの著書が日本語に翻訳され始めるかもしれませんね。そうなることを願いながら……



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